イソフラボンはエストロゲンと化学構造がよく似ていて、緩やかな女性ホルモン様の働きが認められることから、フィト(植物性)エストロゲンと呼ばれます。
その働きは、エストロゲンの1,000分の1~10,000分の1と緩やかなものですが、このイソフラボンの働きが、破骨細胞の暴走を抑え、骨からのカルシウムの溶出を抑えることが、数々の研究で確認されてきたわけです。
フジッコは、骨の健康とイソフラボンの働きの関係を検証するためにWHO(世界保健機関)カーディアック・スタディー(CARDIAC Study)に参加、世界各地で多くの疫学研究・介入試験を繰り返して「イソフラボンが骨からのカルシウムの溶出を抑制する」ことを証明しました。
フジッコがイソフラボンの効果として日本で初めて厚生労働省から認められた特定保健用食品の健康表示では、“骨からのカルシウムの過剰溶出に関与して骨の健康に役立つ”という効果の表示許可を受けています。
フジッコの商品「大豆芽茶」を飲んでいただいた効果も確認しています。
平均55.6歳の更年期女性に「大豆芽茶」(1本195g・イソフラボンアグリコンとして25mg含有)を1日に1本、2週間続けて飲んでいただいた結果、尿中に出てくる骨成分(デオキシピリジノリン)の流出が抑えられ、大豆芽茶が骨の健康を守ることが実証されました。
骨の健康には「カルシウムさえ摂れば良い」と思われがちですが、丈夫な骨を守るのは、カルシウムだけではなかったのです。(もちろん、骨を強くするには、カルシウムやビタミンD、K2などもバランス良く摂らなくてはなりません)。