イソフラボンのチカラIsoflavone

摂取量の話題について
―食品安全委員会「イソフラボンの安全性」報道をめぐって―

2006年に厚生労働省から発表された指針により、「イソフラボン摂り過ぎに待った!」など刺激的な見出しが踊る一連の報道がありました。
当時、新聞やテレビをご覧になって「大豆の食べ過ぎは控えようかな」と思われた方も多いのではないでしょうか?
私達フジッコにも、沢山の方から直接お問い合わせをいただきました。
このコーナーでは多くいただいた疑問にまとめてお答えしてご参考にしていただこうと思います。

何が決まったのか?

2006年8月、厚生労働省から通常の食事に上乗せして摂取する特定保健用食品(トクホ)についての指針が発表されました。
指導方針として決定された事項は、次の通りです。
(平成18年8月23日付・厚生労働省「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取り扱いに関する指針」)

特定保健用食品(トクホ)について

1日あたり摂取目安量を大豆イソフラボンアグリコンとして30mgまでに設定する。
成分名を大豆イソフラボンアグリコンとし、その含有量を表示する。
妊婦・授乳中・乳幼児・小児は摂取しないなどの注意事項を表示する。
なお、錠剤やカプセルなどの「いわゆる健康食品」も同様に扱う。

大豆、大豆食品は対象としない

同指針の冒頭には「長い食経験を有する大豆あるいは大豆食品についてはこの指針の対象とはしないものであり、大豆食品の有用性に鑑み、これらの食品を摂食することに対して不安等が生じることのないよう正確な情報提供をお願いする。」と示されています。

今、なぜ「トクホ」が問題に?

大豆イソフラボンの健康効果の評判が高まると共に、錠剤などのサプリメントが多く見られるようになりました。
想定上では、消費者の使い方次第で簡単に沢山のイソフラボンを摂取してしまうことが考えられることから、いくらトクホでも、一時に沢山摂れば摂るほど良いというものではなく、それだけで1日に200mgも300mgも摂ってしまうことがないように、今後のために「1日摂取量の目安」が決められたわけです。

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