イソフラボンのチカラIsoflavone

うれしいお話その4:血圧やコレステロールが上がるのを抑えてくれる

女性は更年期にはいると高血圧やコレステロール・中性脂肪が増えて高脂血症の注意を受ける方が多くなりますが、イソフラボンはここでも力強い味方として働いてくれます。
(このほか関連情報は、次項§Ⅳ生活習慣病とイソフラボンでもご紹介しています)

イソフラボンを摂ると血圧が下がる

血圧に対する影響

私達はヒトでのイソフラボン摂取と血圧の関係について、各地で検証しました。
日本とブラジルの例をご紹介しておきます。
40~60歳の閉経期の日本女性での実験では、1日に約38.8mgのイソフラボンを4週間、毎日摂ってもらった結果、収縮期血圧が18ミリメートルHgも下がりました。また、ブラジルの内陸部・カンポグランデに住む日系人にも同様の試験をして(イソフラボン量は約23.3mg)、3週間・10週間後に調べた結果、約10ミリメートルHg下がった血圧が維持されていました。

(第20回日本高血圧学会総会:1997)

イソフラボンを摂るとコレステロールが下がる

コレステロールに対する影響

閉経期に入ると血圧と共に血清コレステロール値が高くなることが知られていますが、私達は血圧と同様、各地で介入試験を実施して、イソフラボンがコレステロールを下げることを確認しています。
ブラジルの日系人女性に1日約23.3mgのイソフラボンを3週間摂取してもらった試験では、摂取前に220mg/dL以上あった「高コレステロール血症」の人達のコレステロール値が、平均32mg/dL低下して、多くの人が高コレステロール血症から正常値にまで下がりました。同様の結果は、日本人女性への介入試験でも確かめられています。

(第20回日本高血圧学会総会:1997)

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