イソフラボンのチカラIsoflavone

うれしいお話その2:みずみずしい美肌づくりに役立つ

イソフラボン摂取が粘膜の萎縮を防ぎ、潤いをもたらす

イソフラボンによる膣粘膜の改善

ヒトの皮膚や粘膜は年と共に水分を失い、カサついて炎症を起こしやすくなり、とくにエストロゲンの分泌が急減する更年期前後からこの傾向は著しくなります。膣粘膜が萎縮して炎症を起こす「萎縮性膣炎」も同様に急増します。
そこで、フジッコと東京の陳瑞東クリニック・陳博士との共同研究では、21名の老人性膣炎患者に1日約38mgのイソフラボンを1ヶ月摂取願った上で膣上皮のスメア検査を行い、摂取前と比較した結果、粘膜の表面に当たる中層細胞の割合が大幅に増加していることが分かりました。患者の満足度も良好で、膣萎縮の改善が確認されました。
また、同時に行った血液と尿の検査で、女性ホルモンの分泌や肝機能・腎機能に影響を与えないことも確認しています。

(第9回国際閉経学会 1999)

美肌・美白効果を確認。[塗布試験・細胞実験]
保湿作用・コラーゲン新生促進・メラニン生成抑制作用

メラニン生成抑制効果

イソフラボンは肌に塗布することでも効果があることが報告されています。
まず、保湿作用では、ヒトへの塗布試験の結果、表皮水分喪失量は無塗布よりも約15%改善され、角質の水分含有量が上昇しました。
また、コラーゲン、ヒアルロン酸の新生を促すことが分かっており、とくに低架橋コラーゲンの割合の増加が確認されています。
マウス細胞でのメラニン細胞生成抑制効果の実験では、イソフラボンを1%含有する化粧品用植物エキスを用いた結果、右グラフのようにアルブチンに匹敵する強いメラニン生成抑制効果をもつことが判明しました。

(Fragrance Journal Vol. 28, No. 12; 2000)

"ANTI-AGING"――美と若々しさのために 化粧品界にもイソフラボン

化粧品や美容業界では、イソフラボンは“スーパースキンケア成分”などと呼ばれて注目されています。
化粧品メーカーからイソフラボンの効果として紹介されているのは:

  • 保湿効果
  • 過剰なメラニン生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ効果
  • コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進して、弾力ある肌をつくる
  • 紫外線ダメージをブロックする抗酸化作用で肌の老化・肌サビを防ぐ
  • ニキビ改善、抑毛効果、育毛効果、男性ホルモンが及ぼす「オトコ化」作用を抑制する
  • などなど…。

内面から肌に潤いをもたせる作用と同時に、化粧品としても大きな期待が寄せられ、洗顔料からローション、クリームなど、イソフラボン応用化粧品は急速に普及してきました。
―――昔からお豆腐屋さんの人の手はスベスベで色白、とはよく言われますが、その原因はイソフラボンだったのですね。美しさへの効果も、次々検証されています。

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