イソフラボンのチカラIsoflavone

イソフラボン誕生秘話

きっかけはお客様からのクレーム

フジッコのイソフラボン研究取り組みのキッカケは、じつはお客様からのクレームでした。
もうずいぶん昔のことですが、おなじみの煮豆「おまめさん」の表面に白い斑点ができているというお問い合わせです。…それは大豆製品を扱っている業者にとっては頭の痛い厄介者、「えぐみ」の成分だったのです。
これは何だ?!… と必死に追求したフジッコの研究者達が、その“白い斑点”これがイソフラボンであることを突きとめたのは、1979年のことでした。

良薬口に苦し?

体に良い働きを発揮する植物成分の多くは色素、辛味、えぐみや香り成分で、“味覚”の上では「不快味」です。
私達は美味しく食べるためにこれを除いて食べる智恵を様々に伝えてきたわけですが、じつはこの成分の中に体によい生理活性成分が秘められていたことが分かり、生活習慣病予防効果が認められる「フィト・ケミカル」植物性化学物質の研究が精力的に進められるようになったのです。

「デザイナーズフード・プログラム」がきっかけ

デザイナーズフード・ピラミッド

NCI(米国立がん研究所)が中心になって1990年から進められている食品と食品成分の抗がん効果研究「デザイナーズ・フード・プログラム」でも、最有力食品は、大豆をはじめニンニク、生姜、セロリーなど、色や香り、辛味が強いものや、高食物繊維の野菜がリストされています。
この中でも最も注目されたのが大豆の「イソフラボン」で、世界的に活発な研究が行われる大きなきっかけとなりました。
世界の研究者が競って健康効果の解明に取り組み、現在も毎年多数の研究報告がなされています。
フジッコは、イソフラボンを美味しく摂ることができるようにと、その不快味をほとんど感じさせない技術を独自開発しました(1999年)。

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