イソフラボンのチカラIsoflavone

生活習慣病予防に―広がるイソフラボン研究と予防栄養への期待

イソフラボンの機能

現在までのところ、イソフラボンの機能と、摂取によって期待される予防や軽減効果は、図のような多くの領域にわたると考えられています。
イソフラボンは大腸がんなどにも有効ではないかと注目され、多くの分野ですでに研究着手されています。また、歯周病で歯を支える歯槽骨が溶ける過程が骨粗 しょう症と同じく破骨細胞の活牲化によるとの報告がなされるなど、大豆イソフラボンの重要性はさらに増していくものと思われます。

治療から、予防の世紀へ

世界一の長寿国となった日本では、ただ「長命」だけではなく、元気でQOL(Quality of Life;生活の質)の高い人生を全うする“健康長寿”にこそ関心が払われねばなりません。
日本は、医療費の面で大きな問題を抱えています。世界一長命の国が、生活習慣病でも世界一では笑い話にもなりません。病を得てから医者だ薬だというのではなく、これからは“予防”の世紀であるべきだと、私達フジッコは考えています。
高齢となっても、生き生きと元気で、QOLの高い生活を満喫するためには、バランスの良い食事と運動で、生活習慣病を呼び込まない賢いライフスタイルを築くことが求められています。

イソフラボンの摂り方について知りたい方へ

ブーム的な普及の心配から「安全な摂取基準」 が設けられました

イソフラボンの良さが評判を呼び、たくさん摂れば摂るほどよいだろうとばかりに含有量を増やした錠剤などのサプリメントが多く出回りました。錠剤やカプセルなどでは、必要以上に多量のイソフラボンを摂取することができることから、過剰摂取にならないように、厚生労働省は通常の食事に上乗せして補うトクホや健康食品からの摂取量は、1日30mgまでと定めました(2006年8月)。
国民健康・栄養調査によれば、日本人の50%のイソフラボン摂取量は、1日18mgとまだまだ低いのが実情で、大豆食品をおいしく食事に取り入れる工夫をしたり、トクホや健康食品を上手に生かして、イソフラボンを摂る必要があります。
これに関連した情報は「イソフラボン上手な摂り方Q&A」として別にまとめてありますので、そちらもぜひご覧ください。

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