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- 東京都市大学付属小学校「ミクニレッスン」
食育・脳活プロジェクト賛同者募集企画にご応募頂いた方の中から、取材可能な団体に「まめっ子くん」をお贈りして、その活用の様子をリポート!
第11回目は、日本を代表するフランス料理人で、食育の第一人者「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフである三國清三(みくに きよみ)さんが、食育活動の一環として東京都市大学付属小学校で行われている「ミクニレッスン」にて「まめっ子くん」を活用いただきました。
東京都世田谷区にある東京都市大学付属小学校は、日本一楽しく中学校受験できる私立小学校として、「高い学力」「豊かな心」を教育の二本柱として掲げ、低学年から体験学習を豊富に用意するなど、自ら学びたくなるような独自の充実した教育プログラムを実施されています。
そのプログラムとして実施されている「ミクニレッスン」は、今年で9年目を迎え、毎年4年生の2クラスを対象に1年間で計12回の授業が行われています。「まめっ子くん」を活用いただいた本年度2回目の授業では、世田谷区で地産地消の取り組みを行うレストラン・ジータのオーナーシェフの福田耕ニ(ふくだ こうじ)さん、世田谷区を中心に東京産野菜の販売や農業指導を行っているVEGRIA FARM代表の由井和也(ゆい かずや)さんのサポートで実施され、服部栄養専門学校日本料理専任教授の平塚未来(ひらつか ひでき)さんを特別講師として招き、三國さんの進行で「食事のマナー」と際した授業が行われました。
授業はクラス単位で3時限目、4時限目の授業として同じ内容で行われました。
はじめに三國さんより前回学んだ5つの味覚について復習が行われた後、平塚さんが「いただきます」「ごちそうさま」をなぜ言うのかという話、正しい姿勢の大切さ、正しい箸の持ち方を児童の皆さんにわかりやすい言葉で話されました。
正しい箸の持ち方の説明では、児童の皆さんに箸を持ってもらって、三國さんや平塚さん、福田さんや先生が目の前で正しい持ち方を教えたり、手をとって説明するなど、丁寧に説明されました。
箸の使い方を学んだ後、いよいよ「まめっ子くん」の登場です。今回は三國さんが1分間の計測を行って実施され、はじめに福田さんがデモンストレーションを行い、1分以内にお椀いっぱいの32粒をクリアする好成績をだし、正しい箸使いが好成績の秘訣だと伝えました。その後、40名全員が練習を含め、何度か一斉にゲームにチャレンジ。今回はおかわりなしで一人につき一つのお椀で1分以内に32粒をクリアできるかのゲームでしたが、ほとんどの児童がとても綺麗な佇まいで、正しい姿勢を意識しているのが見るだけで伝わってきました。ゲームを楽しんだ後、最後にやってはいけない箸使いについて説明があって授業は終了となり、児童のお礼の挨拶で締め括られました。
三國さんや平塚さんの児童に寄り添う話し方もあってか、児童の皆さんも楽しそうに聞き入り、時には笑い声が溢れるなど、児童にとって楽しみな授業になっているのが伝わる授業でした。この有意義な取り組みに「まめっ子くん」を活用いただいたことを、とても嬉しく思います。