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食育・脳活プロジェクト賛同者募集企画にご応募頂いた方の中から、取材可能な団体に「まめっ子くん」をお贈りして、その活用の様子をリポート!
第4回目は、神戸市東部の副都心として開発された街HAT神戸の小学校として平成10年に開校された神戸市立なぎさ小学校です。
南欧をイメージさせる温かい色合いをベースにした瓦屋根の校舎は、お洒落な街として名高い神戸らしい外観で、校舎が全体的に低いため学校全体に陽がさし、とても明るい雰囲気の小学校です。
学校教育目標に『明るく活き活き学ぶ子』を掲げ、自らが進んで学び、粘り強く取り組むための「学びプロジェクト」、友達を大切にし地域への愛着を育む「ハートプロジェクト」、健康的な体作りに努める「体力プロジェクト」と、3つのプロジェクトで日々教育の推進されています。
食育にも力を入れており、まめっ子くんの大会が行われた給食室付近の廊下には「正しいはしのもち方」「食べ物の役割を知ろう」など食育関連の掲示物がたくさん貼られてありました。
神戸市立なぎさ小学校では、「まめっ子くん」を6キット購入いただいて、「まめっ子くん」を使った学校独自の検定を実施されていました。
課題をクリアすると「おはしマイスター」「おはしグランドマイスター」の称号を得られるなど、児童が楽しみながら目標を持って「正しいお箸の使い方」が出来るように工夫をされています。
今回は、2年生(2018年2月時点)の大会を取材させていただいたのですが、3クラス約100名の児童が参加。5月から「正しいお箸の使い方」の勉強を始め、約8ヶ月の特訓を経て、クラス対抗戦が行われました。
フジッコの公式大会は、1分間の音楽が流れてゲームが行われますが、今回は先生の合図でスタート、静かに豆つかみゲームが行われました。
正しい箸使いでないと失格になるなど、厳しいルールで行われ、ほぼ全員が正しい箸の持ち方をマスターしていました。
割り箸と塗り箸を使いクラス対抗のリーグ戦でゲームを行い、最後に各クラスの上位成績者10名計30名による決勝リーグが行われました。
1位の成績の児童は、塗り箸26粒、割り箸24粒の合計50粒と、小学2年生としてはとても優秀な成績でした。2位の児童も合計数46粒と、合計で40粒を超える児童が多数おり、割り箸よりも難易度が高い塗り箸の分も含んでの記録は、普段からかなり練習をしている成果ではないでしょうか。
まだお箸の使い方を勉強し始めたばかりなので、まずは正しい箸の持ち方をマスターすることに専念させるため、お椀を持たなくても良いルールで行っていましたが、次はお椀を持って形で出来るよう、段階的に和食作法を学ばせて行くそうです。
熱心に取り組む児童の姿に、日本が誇る和食文化の「心」がしっかりと受け継がれていると実感出来た取材でした。