食育イベントReport

第10回 「食育DAY」レポート

2019年8月30日、「第10回 食育DAY」を、料理教室と食育講演会の2部構成で開催しましたので内容をご紹介します。

第一部の料理教室は、「シニアのためのふだんごはん」と題して、NHK「今日の料理」でおなじみの本多京子先生(医学博士・管理栄養士)よりフジッコ商品を取り入れた時短かつ身体に優しい献立を教えていただきました。

レシピは・・・
主菜 鶏むねロールのレンジ蒸し
副菜 キャベツの塩こんぶバター蒸し
副菜 かぼちゃと豆の和風ピクルス
汁物 みそ玉スープ
飯物 白ご飯

手軽にとっても美味しい健康和食が出来上がりましたよ♪

第二部の食育講演会・体操には、31名のお客様がご参加くださいました。
はじめに、福井社長からフジッコの食育活動の紹介がありました。

【第二部①「大豆食と運動を効率的に取り入れてイキイキ健康LIFE」】
まず、順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科の町田修一先生に、イキイキ健康LIFEというテーマでご講演いただきました。

日本は平均寿命が高い国ですが、年を重ねても元気に活動するためには、健康寿命をいかに伸ばしていくかが重要です。

日本では自動車の普及に伴い、40年間で糖尿病患者が30倍になっており、長時間座っていることは、喫煙並みに寿命を縮めるそうです。

骨・関節・筋肉などの"運動器"が衰えることを「ロコモ(運動器症候群)」といい、介護の初期段階ではロコモ関連の原因が50%以上を占めているそうです。さらに、身体的活動の低下は、アルツハイマー型認知症にもつながると言われています。

20代の筋肉量を維持することは困難ですが、トレーニング次第では、60代の筋量を維持することができます。後半の健康体操では、誰でもどこでもできるトレーニングを教えていただきます!

しかし、運動だけで健康を維持するのはできません。今回は運動の前に豆小鉢の黒豆を食べました。糖分とタンパク質を摂取することが、筋肉づくりには大切だそうです!

【第二部②「大豆の栄養講座」】
続いて、大豆の栄養について本多京子先生にご講義いただきました。大豆は「畑の肉」と言われ、肉と同じように高いタンパク質のスコアを持つそうです。

フジッコの大豆商品の中でも、「蒸し大豆」は栄養やうま味の流出が少ない商品です。また、豆小鉢の黒豆であれば、たまご1つ分程度のたんぱく質や、イソフラボンを摂取することができます。

【第二部③健康体操】
再び町田先生にご講義いただき、自体重トレーニングを実践します。 ポイントは姿勢とスピード(ゆっくりと行うこと)だそうです!

ひざをつま先よりも前に出さないことが重要で、太ももの前側が床と平行になるとよいそうです。
では、ポイントを意識しながら、先生のカウントに合わせて3回スクワットを行ってみましょう!ペアになって、隣の人にフォームをチェックしてもらいます。
スクワットのやり方が分かったら、実際のトレーニング方法に合わせて、8セット×2(間で1分休憩)実践します。

次に会社でのデスクワークなどで、椅子に座ったままできるトレーニングを教えていただきました。椅子に浅く腰掛け、体を後ろに倒し、ひざを曲げたまま足を上げ下げするだけで、腹筋のトレーニングになるそうです。

これらのトレーニングにおいて大切なことは「ややきつい」と感じる程度にすることです!自分の体や慣れに合わせ、回数などを変化させていきましょう。

しかし、しっかりと栄養をとれていなければ、トレーニングの効果は表れません。バランスのいい食事と、たんぱく質を摂取することが大切です。朝食や昼食に、カスピ海ヨーグルトやおまめさんをプラスすることも有効です!

トレーニング前の空腹をさけ、さらにトレーニング後にタンパク質を摂取すると、筋肉づくりにさらに効果的です。食事と運動の両方を意識して、健康を維持しましょう!

【塩昆布水について】
本多先生から、塩昆布水についてお話いただきました。塩昆布ひとつまみに、冷たい水をすすぎ、軽く混ぜたらできあがりです!手軽で、水分補給や塩分補給に有効です。

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