2016年3月12日、第1部「第5回 親子で昆布の味覚授業」、第2部「シニアのためのふだんごはん」の講義と調理実習を開催しました。
第1部「親子で昆布の味覚授業」では、小学生とその保護者13組26名をお迎えし、和食における「だし」の役割や、日本独特のだし素材である「昆布」の種類や味の特長、だしのひき方などを学んでいただきました。
また、日本人が食してきた'ふだんごはん'で和食の基本である「一汁三菜」づくりに挑戦していただきました。
講師は、ミュシュラン2つ星 京料理「たか木」の高木一雄氏。近年では小中学校での食育や和食の海外普及活動にも力を入れ、「和食給食応援団」西日本団長も努められています。
昆布の生育や栄養などについての講義は、弊社の商品開発担当者が行い、2種類の昆布を実際に触っていただきました。
昆布だけでとっただしと、かつおぶしを加えただしも試飲♪
昆布でだしをとる時は、沸騰しないように30分程煮出すと、しっかりだしがとれるようです!
今回は、割烹着を着て調理します!
【献 立】
主菜 :鶏肉と大豆、季節野菜の卵とじ
副菜①:ほうれん草のおひたし
副菜②:さくら鯛のとろろ昆布〆
汁 :根菜の白味噌仕立て 白玉もち
高木さんは、食卓に旬の野菜を入れて欲しいと話されていました。
第2部「シニアのためのふだんごはん」では、24名をお迎えし、医学博士・管理栄養士の本多京子先生を講師に、シニアの方に必要な栄養の栄養講座と手軽に実践できる「一汁三菜」の調理実習を行いました。
腸は「第ニの脳」と呼ばれており、免疫細胞が1番多く存在する場所とのこと。
腸は大切な場所なので、普段からのごはんが大事と話されました。
【献 立】
主菜 :トマトとサラダ豆のふんわり卵炒め
副菜①:菜の花とあさりの煮浸し
副菜②:ポテサライタリアン
一汁三菜を基本とする献立は、味付けや調理法を変えるだけで栄養バランスが自然に整います。そんなすばらしい「和食」を体感することで、日々の食生活を見直すきっかけにしていただければと思います・・・。