フジッコ食育プログラム第1回「昆布味覚授業」を実施しました。このイベントは、昆布をもっと知っていただきたいという願いのもと、初めて実施したものです。
開催日 | 2012年3月29日(木)11:00〜13:00 |
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参加費 | 親子一組 1,000円 |
住所 | 〒106-0047 東京都港区南麻布5-1-5 |
講師 | 分とく山 総料理長 野﨑洋光 氏 |
味覚授業 | 第1部: “だし”とは 料理の基本となる“だし”の役割と種類 昆布を学ぶ 昆布の種類と産地、特長 昆布かつおだしの取り方を学ぶ だしの抽出温度など、おいしく取れる論理の説明と手軽にだしを取れる方法 だしの飲み比べ 昆布をベースにした“だし”の種類の説明と料理への使い分け 第2部: だし料理の食事会 四季を大切にした日本料理とだしの関係、野菜のうまみもだしになる説明や、季節に応じただしの使い方など |
だしソムリエ協会 アドバイザー。
1953年、福島県石川郡古殿町生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業後、東京グランドホテルの和食部に入社。5年間の修行を経て八芳園に入る。
1980年に東京・西麻布の「分とく山」料理長に就任。
1989年に「分とく山」を開店し、現在は5店舗を総料理長として統括。雑誌、TVなど各種メディアを通して、調理科学、栄養学をふまえた理論的な料理法に基づくわかりやすい和食を提唱。最近では子供たちの食育活動にも力を入れている。
著書に『日本料理 味つけ便利帖』(柴田書店)、『野﨑洋光の一膳ごはん』(家の光協会)他、多数
野﨑先生によるだしの講習です。皆真剣に聞いています。
子ども達も手を上げて積極的!
昆布を実際に触ってみましょう。
"長いな〜"
だしの取り方体験です。
"こんなにカンタンなの?"
野﨑先生がだしについて説明してくれました。
「だしじる」じゃないよ。「だし」って読むんだよ。
「昆布+○」4種のだしを使った料理を試食しました。おいしいね!
3月29日(木)は東京会場で実施しました。当日は、一般の親子8組16名をお迎えし、東京・南麻布日本料理の名店「分とく山」で料理長の野﨑洋光氏からだしのベースとなる“昆布”について学んだ後、だしの取り方や飲み比べなどを行いました。
参加者の子ども達は白衣に着替えて板前さん気分も味わいました。 親御さんは、ミシュラン2つ星の名店でだしのとり方が聴けるとあって、子ども以上に熱心なご様子が印象的でした。
その後の昼食会では、違いを学んだ4種類のだし(昆布・昆布+かつお・昆布+白菜・昆布+鶏肉)を使った料理を中心に味わいました。 「昆布は裏方で味を引き立てている」という野﨑氏の話を聴いた後の試食とあって、参加者は味覚を鋭くして味わっているようでした。
試食会後のインタビューでは、「これまで食べなかった野菜を子どもが食べた」という親御さんの嬉しい声に、「いつもよりおいしかったから・・・」など苦笑もでる一幕もありました。 最後は、親御さんの「だしを取って料理をします」という気合が伺えた嬉しい親子食育イベントになりました。
これをきっかけに、普段の食卓が豊かな味覚形成を行う一家団らんの場とななれば幸いです。