1-1 夕食作り"炒め物"尽くしの食卓!?

フジッコが実施した調査で、「約3割の主婦が『一汁三菜』ができていないこと」、また、「主菜が『炒め物』が上位となっていること」、さらに、「おかずの調理が炒め物で重なりがちであること」が分かりました。

  • Q1:あなたは夕食づくりでどれくらい「一汁三菜」をだしていますか?
  • Q2:夕食作りで、メインのおかずの調理法で最も多い調理法をお選びください。
  • Q3:夕食のおかずを2-3品作るとき、同じ調理法になることはありますか。
  • Q4:夕食のおかずを2-3品作るときに、同じ調理法になりがちなのはどの調理法ですか?多い順に最大3つまでお選びください。

1-2 食MAPに見る、実際の夕食事情

食卓メニュー調査「食MAP」基づき、実際の夕食の実施状況を見てみると、夕食の主菜出現上位メニューと同時に食べているおかず(副菜)上位10品には、「野菜ミックスサラダ」や「トマト」をはじめとする野菜を使った料理が並びました。ここから、「野菜を摂りたい」という意識が伺えます。

現代のありがちな夕食:おかずで炒め物が重複!脂過多の「アブラー」傾向

1-3 野菜を摂取しても、「油もの×油もの」の実情!

フジッコの意識調査や食MAPで見ても、夕食で野菜のメニューが上位に上がり、野菜を意識していることが伺えます。一方で、「国民健康・栄養調査」によると、20代から40代の野菜摂取は目標量に届いておらず、逆に脂質分のエネルギー比率は高くなっています。
さらに、管理栄養士・医学博士、 本多 京子先生によると、

CSS Lecture

日本人のエネルギー摂取量は昭和50年代をピークに減少しつづけ、現在では戦後の食糧難時代より落ちている(1,867kcal/day)一方で、全体に占める脂肪分のエネルギー比率が高くなっています。さらに、食品数や調理法のレパートリーも減少傾向にあり 、全体的に乏しい食卓になっているのが現状です。
フライパン料理は手軽ですが、調理法が「炒め物」や「ソテー」など“油”に偏りがち。また、副菜に「生野菜サラダ」を組み合わせると、ドレッシングやマヨネーズなどを使うことで、さらに油の摂取カロリーが増えてしまいます。

国民栄養調査にみる、栄養摂取量

野菜摂取量の平均値

1日当りの野菜摂取量の目標=350g
成人女性で平均70g不足。特に、20-40代女性は他の年代より著しく低く、摂取目標に約100g足りていない

「脂肪エネルギー比率」目標値25%を超過している割合

脂肪エネルギー比率の目標=25%以下
20-40代では適正比率(25%)を超過している人が高率。特に、30%以上の人が20-40代女性で3割超。

脂肪エネルギー比率:脂肪からのエネルギー摂取割合

日本人のエネルギー(カロリー)摂取量推移

エネルギー摂取量は、1946年の戦後レベルを下回る一方で、脂肪エネルギー比率は高率であることから、摂取栄養は減り、油脂摂取量が増えているといえる。

出展:「平成20年 国民健康・栄養調査」

とっても手軽にちょっとの工夫で脱アブラー:次のページで改善方法をご紹介します