フジッコ食育プログラム第1回「昆布味覚授業」を実施しました。このイベントは、昆布をもっと知っていただきたいという願いのもと、初めて実施したものです。
開催日 | 2012年3月27日(火)10:00〜14:00 |
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参加費 | 親子一組 1,000円 |
講師 | 第1部/フジッコ株式会社 開発本部 研究開発室 大橋 聡 第2・3部/ポートピアホテル「神戸たむら」料理長 山﨑 英人(やまさき ひでと)氏 |
味覚授業 | 第1部: 昆布のお話 “昆布”の種類や産地、良質な昆布の見分け方などを中心に、フジッコ本社内の食育ミュージアムにおいて授業を行い、昆布漁の疑似体験などを行っていただきました。 第2部: だしのとり方・だしの飲み比べ 場所を「神戸たむら」に移し、昆布だしのとり方や昆布によって違う特徴、合わせだしの“味の相乗効果”について試飲をしながら学んでいただき、味覚を養っていただきました。 第3部: お食事会 普段なかなか体験することの少ない料亭での食事を体験。凛とした空気の中で懐石料理を味わい、天然だしを使った料理や昆布料理のおいしさはもちろん、四季のある日本の食文化や食事作法についても同時に学んでいただきました。 |
2009年、神戸ポートピアホテル日本料理「神戸たむら」料理長に就任。
日本料理「つきぢ田村」創業者田村平治氏の料理の心「五味調和」を継承し、四季折々の繊細な日本料理を提供し続けている。
だしの試飲。違いがわかるかな?
皆真剣に昆布の話を聞いていました。
昆布の種類を手で触って違いを確認
食育ミュージアムでお勉強!
山﨑先生によるだしの取り方レクチャーです。"なるほど…"
昆布収穫の疑似体験!
"かなり重〜い"
3月27日(火)は神戸で実施しました。 当日は、一般の親子7組14名をお迎えし、フジッコ本社「食育ミュージアム」の見学と昆布のお話を聞いた後、場所をポートピアホテル「神戸たむら」に移し、料理長の山﨑英人氏からおいしい出しの取り方を学び、だしの飲み比べや出し巻き玉子作りを体験しました。
初めは緊張気味だった子供たちも次第に慣れて、出し巻き玉子作り体験では、初めてとは思えない腕前を見せてくれました。
親御さんは、お子さんが作った出し巻き玉子を“おいしい!”と言って召し上がられ、子供たちもその言葉で自慢げな顔へ変わった姿は、とても印象的でした。
また、その後は昼食に天然だしや昆布を使った懐石料理を味わい、昆布がどんなお料理に変身するのか、本格的な日本料理を通じて学びました。 子供たちは、素材と巧みな技の演出に魅了され、最初の緊張もどこへやら、みんな『おいしい!』と言って料理を頬張っていました。
普段経験することの少ない貴重な体験の中で、昆布の魅力を感じてもらえたことをとてもうれしく思います。この子供たちが、昆布を日々の食卓に取り入れ、日本の食文化を守って次世代へ繋げてくれると幸いです。