発見はっけん昆布こんぶのチカラ

私たちの身体に欠かせない栄養「ミネラル」

昆布には、ミネラル&食物繊維がたっぷり!

昆布には身体に必要な数種類のミネラルと、アルギン酸を含む食物繊維がたっぷりと含まれています。日々、昆布を美味しく食べることで、気になる生活習慣病などを予防しましょう!

日本人の食文化を支えてきた昆布

「海のやさい」昆布は、私たち日本人の食生活に欠かせない健康食材。
その歴史は古く、縄文時代の早くから食されていたと言われ、奈良時代には朝廷に献上されていたことが「続日本紀」に記されています。
鎌倉時代中期、産地の北海道と本州を交易船が盛んに行き交うようになり、昆布は日本各地に広がっていきました。
この航路は昆布ロードと呼ばれ、室町、江戸と時代が進むにつれて拡大を続け、やがては琉球、中国の清王朝まで達していきました。
昆布ロードに伴って、それぞれの地方で新しい昆布食文化が誕生。
北海道では出汁に用いられますが、北陸ではとろろ昆布やおぼろ昆布に、関西では佃煮に、そして沖縄では炒め物などに調理法も変化していきました。さまざまな郷土料理を生み出した昆布は、私たちの伝統的な日本食文化を支える、大切な食材なのです。

私たちの身体に欠かせない栄養と言われるミネラル。では、どうして身体に良いのでしょう?
ミネラルは細胞組織や生理機能の維持・調節をして、私たちの健康を支えてくれる大切な栄養なのです。

疲れを感じたら、ミネラルを意識。

十分に補給したいミネラルですが、ほとんどの現代人が必須ミネラルを摂取できず、ミネラル不足に陥っています。食の欧米化、食品の精製によるミネラル損失、そして野菜そのもののミネラル含有量の減少など、理由はさまざま。
また、私たちが日常生活で受けるストレスによってミネラルが失われていることも、知っておきたい事実です。身体や心の疲れを感じたら、ミネラルの摂取を意識したいですね。

成人のミネラル摂取実態(所要量=100)

昆布には身体に必要なミネラルがバランスよく含まれています。

昆布はミネラルの宝庫と言われますが、それには確かな理由があります。
人体の必須ミネラルは16種類と言われ、一日の摂取量が100mg以上必要とされるものは主要ミネラル、100mg未満のものは微量ミネラルと呼ばれています。昆布は主要ミネラルだけでなく微量ミネラルも豊富に含み、私たちの身体に必要なミネラルのほとんどを含んでいるのです。

昆布が含有しているミネラル類。人体に必須とされるミネラルのほとんどすべてを含んでいます。

さらに海からの贈り物である昆布は海水のミネラルとよく似た構成をしているため、他の食品に比べて消化吸収率が高く、約80%のミネラルが身体に吸収されると言われています。
摂りすぎると害にもなるミネラルはバランスを考えて摂取することが大切。単一成分のサプリメントなどでミネラルをバランス良く補うのは、難しいと言えそうです。

海水と昆布のミネラル構成

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