発見!昆布のチカラ
昆布には食物繊維も豊富に含まれています。昆布に含まれる食物繊維には、アルギン酸やフコイダンなど水溶性のものが多く、あのヌルヌルとした食感のもとがアルギン酸なのです。
アルギン酸は消化管ではほぼ消化、吸収されないまま胃を素通りして腸へと届きます。
そこでゼリー状に変化して、腸内の余分な栄養素や有害物質を取り込み、身体の外へと排出してくれるのです。
さらに高血圧の大きな原因と言われる塩分(ナトリウム)を排出する働きも。
昆布の食物繊維は大腸ガン、高血圧、脳卒中、肥満などの生活習慣病や現代病の予防に役立つとされ、注目されているのです。
昆布食品のなかでも特に高い健康効果が期待できるのが、とろろ昆布です。昆布には血中の中性脂肪の上昇を抑える作用がありますが、とろろ昆布にはより高い作用があることがフジッコと矢澤一良教授との共同研究により明らかになっています。
とろろ昆布の加工は煮炊きをしないため、栄養成分の流失がほとんどありません。また、独特の切削工程でとても薄く削られるため、消化管内でミネラルや食物繊維がより多く溶けだし、血中中性脂肪の上昇を抑制してくれるのです。