しょく自由研究じゆうけんきゅう

和食の基本

「和食」とは日本的な料理を指す意味以外にも、“食べることに関する日本人の慣習”を含めて「和食」と呼べるのかもしれません。
では「和食」とはどんな要素によって構成されているのでしょうか。

食材、料理、栄養、そしておもてなし

「和食」とは食材を選ぶことから始まり、栄養を考えながら料理を組みたてます。さらにもてなしの心で料理を供します。それをどのように食べるか、も大切な要素です。

要素① 食材

「和食」で使用される主な食材は、米を中心とする穀類、野菜、きのこ、魚、貝、海藻などで、近年は和牛なども加わっています。
日本は四季が明確で雨が多いため、その気候を生かして収穫される農作物は、稲を中心に野菜や山菜、きのこなど多彩です。
また、日本は黒潮と親潮がぶつかることで豊かな漁場となる海に囲まれているため魚の種類が豊富で、豊かな魚食文化が育まれてきました。海からの恵みは和食の重要な食材です。

要素② 料理

水を豊富に使える風土の中で「蒸す」、「茹でる」、「煮る」などの調理法や、豊富な種類の魚を調理するために包丁などの調理器具が発達しました。そして野菜と魚介中心の食事をおいしく食べるために工夫されただし(出汁)などが、「和食」の料理を支えています。

要素③ 栄養

和食は動物性脂質が少なく、主食、主菜、副菜がそろい、生活に必要なエネルギーと、理想的な栄養バランスを確保しています。また、主食と副食を口の中で交互に調和させながら食べる和食独特の食べ方や、だし(出汁)のうま味を活かすことで塩分やカロリーを調整しやすいという特徴があります。

要素④ もてなし

お客様を大切に迎える心持ちである「もてなし」とは、客に対するサービスだけではなく、食の場のふるまい全体を含みます。床の間のしつらえや料理に忍ばせた趣向、器の鑑賞、さらに食べる人がそれに気づくことや、「いただきます」「ごちそうさま」と感謝することで、もてなす側も満ち足りた気持ちになります。

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