フジッコの取り組み

残留農薬検査

自然のおいしさを味わっていただくためには、原材料の良さがいのち。私達は浜を訪ね、畑を、山 を歩いて生育を見、土に触れて、よりおいしく安心な材料を求め、信頼できる生産者と取り組んで各種の証明を得てきていますが、その上でさらに安全を期すために使用原材料の残留農薬の自社検査を実施しています。
原材料は豆、にんじん、里いも、ごぼう、しいたけ・・・など約160種類の穀物・野菜に及びますが、これらのすべてについて300種類の残留農薬(使用頻度の高い農薬や危険性の高い農薬を中心にリストアップしています。)を測定し、安全なものだけを使用しています。

当社の残留農薬検査:実施内容

対象農産物 国内産、海外産を問わず、加工度の低い農産物(洗浄、剥皮、切断、塩蔵、乾燥、濃縮)を中心に全ロットを検査。豆をはじめ野菜類など主要原材料164種類を対象としています。
チェックする農薬 危険度の高いものから一般薬まで、300種類に及ぶ農薬について残留農薬を検査しています。
当社のGC/MS法では有機塩素系、合成ピレストロイド系、有機窒素系、有機リン系、及びN-メチルカーバイト系農薬300種類を系統的に一斉に自動的に検出する方法をとっています。

残留農薬検査のあらまし

試料を粉砕します。

試料を抽出容器に充填します。

※1 超臨界流体抽出装置にセットします。

超臨界流体抽出を行います。

※2 GC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析法)を用いて、
農薬の定性・定量分析を行います。

検査結果
GC/MSは通常のガスクロマトグラフィーと異なり、溶出時間軸(左上部のグラフ)と質量の差の軸(中央上部の軸)の両軸で分析出来るため溶出時間が重なり合う物質でもより正確に分析出来ます。

※1 超臨界流体抽出法とは?

炭酸ガスに温度・圧力をかける事で有機溶媒並の溶解力を持つ超臨界流体とし、これを試料に浸透させることで残留農薬等を抽出する方法です。
低毒性、不燃性な炭酸ガスを使用するので、安全で、環境にやさしい方法であり、自動化により作業の効率化が図れ、しかも個人差が少ないという優れた特徴があります。

※2 GC/MSシステムとは?

Gas Chromatography Mass Spectroscopy;ガスクロマトグラフィー質量分析法。
抽出や分離を繰り返して分子レベルにまで分離した物質を、ガスクロマトグラフィーで気化させた上で原子レベルに分離、そのイオンの質量を測定することで目的の農薬物質を定性・定量分析する方法です。 また、このシステムでは目的の質量をもつイオンだけを選択的に取り出すことができるので、より確実に、より感度良く定量することができるという優れた特徴をもっています。