品質管理から商品開発へ、
キャリアの広がり

N.S

商品開発
2018年入社 農学部 応用生命化学科卒

※本記事は2024年取材時の情報に基づいています

N.Sさん

Introduction

N.Sさんは、フジッコに2018年に入社し、品質管理からキャリアをスタートさせ、現在はおかず事業部のプロダクトチームで商品開発に取り組んでいます。彼女のキャリアの中で品質管理の経験が開発にどのように活かされているのか、開発職のやりがいや難しさについて伺いました。

プロフィールProfile

2018年にフジッコに入社し、鳴尾工場の品質管理課に配属。5年目に社内公募制度を利用して商品開発へ異動し、現在はおかず事業部のプロダクトチームで開発業務を担当。最近の趣味はアニメ鑑賞とランニング。

01品質管理から開発へ、
キャリアの変遷

品質管理での経験がどのように商品開発に活かされていますか?

品質管理時代に、製造現場の実際を見てきたことが大きく活かされています。現場での苦労や課題になり得る点を理解しているので、現場がやりやすい設計を意識しながら開発ができています。また、衛生管理や異物管理の基準を理解しているため、新たに使用したい原料も安全かつスムーズに採用につなげられることも強みです。

おかず事業部での開発業務について教えてください。

包装惣菜の開発を担当しており、キッチンレベルの試作から、工場で安定生産できるようにするまで、商品化のプロセスに一貫して取り組んでいます。マーケティングチームと連携、製品の方向性を決定した後、目標品質を実現できるまで何度も試作品を作りながら品質やコストを調整します。そして、工場で目標品質を安定して生産できるように条件設定のためのテストを繰り返し行います。最もやりがいを感じる瞬間は、商品化が成功し、お客様から「美味しい」と評価をいただけたときです。

02入社のきっかけと開発職への思い

なぜフジッコを選んだのですか?

佃煮や煮豆など、伝統的な和食とヨーグルトなどの多様なラインナップに魅力を感じ、人々の食生活で役に立てる仕事をしたいと思ったからです。また、フジッコでは大学院に進まなくても開発業務に携われると、企業説明会で教えてもらった点も大きな決め手でした。

品質管理での仕事について教えてください。

品質管理では、日々の製品の品質チェックを行うだけでなく、衛生管理や製造工程の改善なども担当していました。想像していたより業務幅が広く現場での対応力が求められることが多かったです。この経験が現在の開発業務に非常に役立っています。

03今後の目標と求職者へメッセージ

今後の目標は何ですか?

短期的には、現在担当している商品の品質を向上させ、発売までしっかり成し遂げたいです。中長期的には、より多くの人に手に取っていただける商品を開発し、自分の作った商品が広く愛されることを目指しています。

求職者へのメッセージをお願いします。

焦らず、自分が何をやりたいのかをゆっくり考えてください。フジッコは、やりたいことを相談すればしっかり聞いてくれる風土があります。入社後に自分のやりたいことを見つけ、挑戦するチャンスもあるので、ぜひ挑戦してみてください。

N.Sさんのキャリアパス

入社・鳴尾工場品質管理課
おかず畑品群担当
2018年04月

品質管理業務の幅広さ、新商品導入による変化点の多さに対応で必死。

通販商品、だし昆布の担当も開始
2019年04月

製造委託品の管理と検査業務の多さを経験。

佃煮品群担当
2021年04月

フジッコで歴史ある品群を経験でき、おかず畑との違いに改めて大変さを実感。同品を生産している関東工場のトラブル改善も経験。

新人見守り(メンター)を担当
2021年04月

直接の後輩ができたことがなく、他の部署の新入社員との交流は私自身が有意義だった。

コア事業本部おかず事業部に異動
2022年03月

社内公募を活用し異動。
業務内容が大きく変わったことや、組織改編があったこともあり、慣れるまでには時間を要した。

新商品1品目 発売
(おばんざい小鉢南瓜そぼろあん)
2023年09月

1年延期の末多数の課題をクリアしようやく発売。緊張と達成感の繰り返しだった。

新商品2品目 発売
(おかず畑 ふきと穂先たけのこ煮)
2024年03月

開発2年目になり9カ月の短期間で課題をクリアして発売。自分でもうまくできると自信を持てた。

朝のたべるスープ品目担当
現在

身近な人から担当した商品についての感想や、何を開発したか聞かれることがあり、自分の存在意義を実感できるようになった。

Schedule

とある1日のスケジュールをご紹介いたします。

  • 9:00~

    出社、メールチェック、今日することの確認

  • 10:00~

    前日試作品の評価(関係者と方針確定)

  • 11:00~

    前日試作品の評価(関係者と方針確定)

  • 12:00~

    昼休憩

  • 13:00~

    試作

  • 17:00~

    試作データ整理、次の試作の配合とフロー作成、資材発注、メール確認

  • 18:00~

    帰宅