品質管理
Inoguchi Satoru
鳴尾工場 品質管理課
理学研究科 生物科学専攻修了
/2012年入社
これまでのキャリア
入社後、最初に担当したのがゼリー・プリン・ヨーグルトの商品開発。最初は目の前の仕事に疑問を持たず取り組む毎日でしたが、次第に「工場へ生産を移管する立場なのに、現場のことを知らなくていいのかな」と違和感を覚えるようになりました。次に配属された研究開発部門でも似たような思いは付きまとい「実際に工場で働かなければこの違和感は一生拭えない」と思い、工場への異動を希望。5年目から鳴尾工場の製造課に配属となりました。実際に工場で働くまではルーチンワークを想像していましたが、先輩方の生産や品質に対する取り組みやこだわりに触れて良い意味でのギャップを感じ「今の自分に必要なのは現場を知ることだ」と決意を新たにしました。
現在の仕事
現在は鳴尾工場の品質管理課に所属し、現場で製造される商品の検査を担当しています。検査で想定外の数値が出たときには、何が原因なのかをいち早く見抜き、改善に向けたアプローチを行います。こうした対処療法としての品質管理のほかに、予防の観点から品質の向上に取り組むことも求められます。慣れた作業者がいつも同じ工程を担当できるわけではないので、手順書を作成して標準化を図ったり、ヒューマンエラーの防止に向けて工場の自動化を目指しています。いずれの業務も現場の人やさまざまな部門との協力なしでは行えないので、日頃からコミュニケーションを大切に、協力関係を構築するようにしています。
今後の目標
現場を知らないことに対する違和感がきっかけで工場に異動を希望し、製造課を経て品質管理課での仕事に携わってきました。しかし、現時点で工場や現場について十分詳しくなれたとは感じていません。事実、鳴尾工場全体を考えたとき、自分自身が理解できていなことはまだまだ数多くあると自覚しています。工場のあらゆる場所や機能、部門や人について今よりもっと理解を深め「この工場のことは隅々まで理解できている」と自信を持てたときに、工場の知識や現場での経験を、これから先携わる研究や商品開発に役立てたいと考えています。