更新 第6回食育DAYレポート


7月17日、 「食育DAY」~継承していくためのこれからの”和食のカタチ“~私たちが守るべき和食の基本と題して、【第6回 食育講演会】を開催しました。

台風の影響もあり、残念ながら午前中に行う予定だった第一部本多京子先生による「シニアのためのふだんごはん」の料理教室と講座は中止となってしまいました。

参加予定だった皆さま、申し訳ございません。 第6回食育DAY

 

第2部の基調講演では「和食給食応援団」事務局長 西居 豊様をお迎えして、「未来を担う子どもたちへ和食の継承~学校給食を通じて文化を学ぶ~」をテーマにご講演いただきました。

西居さんは、幼少期の食との触れ合いなどを通して日本の食文化を継承していく手助けをされたいと「五穀豊穣」を立ち上げられ、農山漁村活性化のために一次産業の販路拡大を手がけられています。また、「和食給食応援団」として学校給食の和食化を進められています。

和食給食の書籍

西居さんは、「最近の子供達は、自分達が食べている物がどのように育てられてでき上がったかを知らず、まずはそれを知ってもらう事が大切である」と感じられ、お米農家さんと小学校で授業をされました。

ところが、その日の給食がパン食でした。そこから給食に興味を持たれ、給食に和食が少ないと気付かれました。

 

子供達が和食を食べないので、色々な和食材を食べたことがなく、「和食を知らない 」という子供達にまず知ってもらうことからスタート。

実際に和食のプロである料理人の方が子供達に箸の持ち方、出汁のとり方、そして味を伝えることで和食と触れ合い実際に食べてもらうことが重要である、との想いから運動を始められました。

 西居豊氏講演

活動を始めてみてわかったことは、残食が多いのは食べたことがなかったり食べる機会がないことで敬遠されているだけで、例えばひじきを何度も出したところ、最終的には残食はゼロになった事例もあるそうです。

 

学校給食ではごはん食・和食が中心となり、児童が和食を通して日本文化や国産食材を好きになり、そのまた子供にも正しい食の知識を教えられるような社会になっていければと思っていると西居さん。

 

「学校給食は、日本の最後の砦、その最後の砦を支えられているのはまさに皆様です。自身の子供に孫に学校に和食文化継承を伝えていきましょう。」とのお言葉も頂き、改めて当社が担っているものは大きいなと感じました。

 

その後、【今、世界で注目される和食×日本の食卓】をテーマに、医学博士・管理栄養士の本多 京子先生・浜学園 藪 孝昭様を交えてパネルディスカッションを行いました。和食がどれだけバランスのとれた食事か、彩りが美しいか、季節が関わった文化として素晴らしいかという和食の魅力、そして人間の歯の構造で肉を噛む歯、野菜を食べる歯など見ていくと日本食の一汁三菜のバランスと同じではないか、ということなどお話は多岐に渡りました。

パネルディスカッション

現代の子供が個食や固食など様々な「こしょく」のスタイルになってしまっており、その子供達の親世代がすでに和食を理解していない現状もあると本多先生。それを次の世代に伝えていくためのポイントとして、知識や経験を積んだシニアの方の力をお借りする必要があるとのお話もあり、それぞれの世代が担う役割があることを改めて感じました。

熱い議論が繰り広げられ、お三方の和食に対する想いが伝わってくるディスカッションとなりました。 本多先生と浜学園様

第三部では、映画「千年の一滴 だし しょうゆ」の上映会を行いました。

千年の一滴 だし しょうゆ

この映画はだしと醤油をテーマに日本人の自然と食の関係を描いたNHKスペシャル「和食」をベースにフランスのプロデューサーが加わり国際版に仕上げたドキュメンタリーです。第6回辻静雄食文化賞を受賞している映画でもあり、科学的な側面からの話もあり非常に興味深い内容でした。

 

この日は、台風の影響で電車も乱れており、3時間かけて来たお客様もいらっしゃいました。

また、「とてもいい講演内容と映画でした」とのお声をいただきました。

個人的にも非常に学ぶことができた「食育DAY」。

フジッコとして少しでも和食の継承に助力できればと思いました。皆さん、次回ぜひご参加下さいませ。

 

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