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一汁三菜ふだんごはん

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「知って得する 和食の知恵」
~春の巻~

春の巻

監修:医学博士・管理栄養士 本多京子 氏

和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界のいろいろな国々で注目されるようになりました。我が国は周囲を海に囲まれ、温暖な気候で春・夏・秋・冬と四季があり、そこで生まれる旬の食材や自然の恵みを受けて暮らすことで伝統的な食文化が生まれました。
また、人の一生を通しての儀式にまつわる食や年中行事にまつわる食などを通して人と人との絆を築いてきました。こうした和食のもつすばらしさや自然の恵みへの感謝の念を忘れないでいたいものです。日々の暮らしの知恵や思いが込められている伝統文化を知り、日常生活にも活かしていきましょう。

節分には、豆まきといわし、ひいらぎのトゲで鬼退治!!

節分イメージ

節分の日には、門口にいわしの頭を柊(ひいらぎ)の枝にさして、めぐりくる季節の魔除けにする風習が古くから全国各地に伝えられています。これには、ひいらぎのトゲといわしの臭いとで魔を払う意味があります。『福は内、鬼は外』と大声で豆まきするのも同じく魔除け・厄除けのためとされています。大豆といわしはともに「健脳食」。しっかり食べて、邪気を払いつつ、脳の若さを保ちましょう。

雛まつりには、あられとちらし寿司で、節約と日々の暮らしの大切さを伝える!!

ひな祭りイメージ

ひな人形を飾り、菱餅、白酒、ひなあられなどを供え、ちらし寿司、蛤の潮汁などでお祝いするひな祭り。この美しい行事の起源は、遠く平安時代にまでさかのぼります。もともとは、海や山へ出かけてわらや土で作った人形をなでて汚れを移し、水に流す「上巳の祓い」が起源。つまり、娘の健康を願い、身体を清める行事だったのです。贅をつくしたひな人形や豪華なご馳走はなくとも、できる範囲で十分。親子で準備して祝ったひな祭りの思い出は、きっと一生の財産になるでしょう。

端午の節句には、生命力あふれる食べもので祝う!!

鯉のぼりイメージ

元気に大空を泳ぐ鯉のぼりと甲冑を着飾った武者人形を飾り、菖蒲湯に浸かって祝う端午の節句。この日のご馳走としては、赤飯、季節の煮物、ちまき、地方によっては柏餅が祝い膳にのぼります。また、厄除けに菖蒲・よもぎ・かやを束ねて軒端にさしたり、菖蒲の葉と根を浮かした菖蒲湯につかったりします。菖蒲の根や葉が使われるのは、武を尊ぶ「尚武」に通じるから。菖蒲は強壮・解毒の薬草ともいわれ、昔は薬湯としてだけでなく、煎じた汁もお茶として利用していました。

初物で、75日寿命が延びる!!

初かつおイメージ

昔から、出始めの旬のはじめのものを食べると寿命が75日延びて縁起がよいといわれています。特に、江戸っ子は「初物食い」が粋とされ、カツオの出始めの頃になると当時はかなり高価だったかつおを見栄を張って買い求め『女房を質に入れても初かつお』などと自慢したといいます。お茶の出始めの新茶摘みの最盛期は立春から数えて88日目の八十八夜の頃。香り高い新茶に手作り和菓子を組み合わせて春を味わって下さい。

花見弁当で、桜舞い散る風情を楽しむ!!

お花見イメージ

花の中でもことに桜が珍重されるのは、絢爛と咲き誇る美しさに加えて、その舞い散る姿。江戸時代には、その散り際の潔さをたとえて「花は桜木、人は武士」といわれていました。散りゆく桜の下で、酒宴を開き、杯にひとひらの花びらを浮かべて飲む・・・まさに春ならではの風情です。桜の塩漬けでつくる桜湯は、今でも結納や結婚式に欠かせませんが、華やかさめでたさだけでなく、桜湯は昔から二日酔いの妙薬といわれています。今年もお花見弁当を楽しみながらの酒宴を楽しみましょう。

春のおすすめレシピ

【3/6更新】DHA・ IPA豊富ないわしの竜田揚げ
いわしの竜田揚げ

いわしの竜田揚げ

才女が好むいわし料理

いわしは、あの才色兼備で知られる紫式部の好物としても知られています。夫の留守中に好物のいわしを食べたところ、強烈な臭いが残っていたので気づかれてしまい、いやしい魚を食べたことをたしなめられたときに詠んだ歌が有名です。
~日の本にはやらせたまう石清水、まいらぬ人はあらじとぞ思ふ~
これで、石清水八幡宮にいわしということばをかけて夫をギャフンとさせたというもの。それからは夫婦ともどもいわし好きになったとか・・・。また、和泉式部もいわし好きだったといいますからDHA・ IPAが多く含まれるいわしは、才女とは浅からぬ因縁があるようです。

可愛い娘に日々の節約と丹精こめた料理
黒豆とひなあられのおこし

黒豆とひなあられのおこし

ひなあられは節約の教え

雛まつりに欠かせないひなあられは、残ったご飯とお餅の切れ端を砂糖がけして作る節約料理。乾物を少しずつ利用して作るちらし寿司も同様で、これは娘に日々の節約と丹精こめた料理を伝えるということに意味がありました。今では、ひなあられを手作りする家庭も少なくなりましたが、市販のあられにひと工夫しておこしを作ってみてはいかがでしょう。邪気を払うといわれる黒豆も加えれば、手作りならではの味わいが楽しめます。

ごぼうの根を張る力強さと唐辛子の辛みの強さを合わせた縁起のよい料理
きんぴら鯉のぼり寿司

きんぴら鯉のぼり寿司

きんぴらごぼうのいわれ

「きんぴら」という料理名は、箱根の足柄山でクマと闘ったという坂田金平に由来すると伝えられています。ごぼうの根を張る力強さと唐辛子の辛みの強さを合わせたところから縁起のよい料理とされています。ごぼうは古くは中国で種子などが漢方薬として親しまれていましたが、野菜として食べるのは、韓国と日本だけ。食物繊維が多く、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、お腹をすっきりさせる効果があるとして人気が急上昇、アメリカでもきんぴらごぼうバーガーがヒットしたそう。おせち料理などでは、たたきごぼうが作られますが、たたくことによって運を切り開くという縁起ものです。

ほんの数分で、モチモチういろう
お豆さんのういろう

お豆さんのういろう

「ういろう」の由来は「外郎薬」から

名古屋や山口県など全国各地には、さまざまな「ういろう」と呼ばれるお菓子があります。諸説ありますが、小田原の外郎家が「外郎薬」という薬とともに、色が似たお菓子を販売してこれを「ういろう(外郎)」と呼んでいたのが始まりとされています。 デンプンに白砂糖や黒砂糖を加えただけのものや抹茶・きなこ・あずきなどを加えたものまで様々ですが、煮豆をつぶして電子レンジで調理すればほんの数分で、モチモチとした食感でやさしい甘さのういろうが出来上がります。ひな祭りには、金時・うぐいす・黒まめ・白花豆などいろいろな煮豆で、菱餅風に仕上げても楽しいですね。

お祝い事に華やかさをそえます
お花見弁当

お花見弁当

花を食べる健康法

結納や結婚式などの慶事に欠かせない「桜湯」と「蘭茶」。ともに、半開の花びらを塩漬けしたもので、お祝い事に華やかさをそえます。塩漬けをお茶にするほか、菊の花は菊酒に、タンポポの花や葉はサラダに、根は煎ってコーヒーに。紅つばきやあじさい、こぶし、れんぎょう、てっせんなどは天ぷらにしたり、お酒に漬け込んで花酒にしたりします。ただし、スズランのように有毒な花もあるので、植物図鑑などで調べてから使いましょう。ヨーロッパでも、バラのジャムやスミレの花の砂糖漬け、ハイビスカスやノイバラ、野生オレンジの花などで、お茶やリキュールが作られています。

Vol.2

冬のおすすめレシピVol2

秋のおすすめレシピVol2

夏のおすすめレシピVol2

春のおすすめレシピVol2

洋風や中華も取り入れながら、
時代の変化に合ったバランスの良い献立で毎日を健康に…

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