和食文化国民会議presents

ふじっ子ちゃんの「全国和食探訪記」

静岡県 清々しい香りが際立つ「久能葉しょうが」 取材地:静岡県静岡市

2代目ふじっ子ちゃんが訪れたのは、国宝に指定された久能山東照宮の麓、駿河湾に面した久能海岸沿いに位置する静岡市駿河区。
ここで栽培されているのがブランド野菜「久能葉しょうが」です。

香り・辛味・食感が魅力の久能葉しょうが

静岡県は日本のほぼ中央に位置し、北側には富士山を見据え、北部山岳地帯から流れ出た天竜川、大井川、富士川が県を縦断して海岸に注ぐことで豊穣な土地を形成。温暖な気候と恵まれた土壌によって、茶、みかん、バラ、わさびなど全国に誇れる高品質な農産物が数多く生産されています。
今回、2代目ふじっ子ちゃんは、数ある特産品の中で静岡県が生産量全国一位を誇る、葉しょうがの生産地を訪ねました。
一般的にしょうがは薬味など脇役的なイメージが強いですが、「久能葉しょうが」は生食できるのが特徴で、際立つ香りと口の中に広がる爽やかな辛味、柔らかく筋がないのにシャキシャキとした食感が魅力の食材です。
温暖な気候と水はけのよい砂地に引き込まれる澄んだ水によって作られる「久能葉しょうが」について、久能葉しょうが委員会の委員長袮次金克明さんにお話をお聞きしました。

計画に沿った栽培で品質を維持

現在、久能葉しょうが委員会では25名(平成30年5月時点)の生産者の方が、「久能葉しょうが」を生産されています。袮次金さんのところでは、9つのビニールハウス(計約900坪)にて、12月の半ばから段階的に植え付けを行い、3月末までに植え付けを終え、計画的に作付けを行うことで、3月から7月まで葉しょうがを収穫されています。
葉しょうがは、日照時間が長くなり暖かくなることで生育が早くなるため、例えば、初めに植えられたものは100日で収穫、その次は95日で収穫、最後は85日で収穫と、毎年委員会で決められた計画に沿って栽培を行うことで、葉しょうがの品質を維持されているそうです。
はじめに袮次金さんの案内で「久能葉しょうが」の圃場を見せていただきました。ビニールハウスの中に入ると、そこはまさに蒸し風呂。長時間中にいるのはとても厳しく、2代目ふじっ子ちゃんも1本だけ収穫させていただいて、すぐにビニールハウスから退散しましたが、暑さよりも初めての収穫体験の喜びの方が大きかったようです。

▲久能葉しょうがについて、久能葉しょうが委員会委員長 袮次金克明さんにお話をお聞きしました

▲収穫を待つ久能葉しょうがの圃場を見せていただきました

▲久能葉しょうがの収穫体験させてもらった二代目ふじっ子ちゃん

▲自分で収穫した久能葉しょうがを持ってニッコリ

▲久能葉しょうがの種子

▲久能葉しょうがの栽培方法を丁寧に教えていただきました

▲種子のどこから芽が出るか質問する二代目ふじっ子ちゃん

委員会の絆と久能葉しょうがへの思い

次にご案内いただいたのは、収穫した葉しょうがを箱詰めする作業場です。中に入るとしょうがの清々しい香りが漂っていました。袮次金さんのところでは、朝3時から収穫を始めて、陽が昇る前の5時半頃には圃場での収穫を終えて、収穫したものを作業場へ運びます。作業場にて洗って筋のある根を切ってから100g単位で束にしてから、長さを切って揃え、10束ずつを一袋に入れてから4袋単位で箱詰めして冷蔵庫で保管し、1日あたり約2500〜2600束、60〜70ケースを農協へ出荷されているそうです。朝早くから収穫して、夕方ごろまで作業は行われ、長時間作業を待つ葉しょうがは水につけて鮮度を保たれていました。
委員会組織が出来て今年で40年になるそうで、委員会組織によって機能的に産地野菜を40年もの間、品質を維持して生産し続けているのは、全国的にもそれほど多くないのではないかとのことで、作業工程についてお話される姿、その言葉から委員会の絆、「久能葉しょうが」への思いを感じました。

▲作業場にて出荷工程を見せていただきました

▲筋の部分を切って並べられた久能葉しょうが

▲100gの重さで束にして長さを揃えていきます

▲袮次金さんのお母様 年子さんに、作業内容を教えていただきました

▲優しく、わかりやすく教えていただき、ありがとうございました

▲鮮度を保つために水につけていた久能葉しょうがを箱詰めするために取り出しています

▲葉しょうがを箱詰めして最後は冷蔵庫に保管していきます

香りの良さが食欲そそる久能葉しょうが料理


そのままがオススメ!口に広がる風味と辛み

作業工程を見せていただいた後、袮次金さんの奥様、光子さんに「久能葉しょうが」の料理を作っていただきました。
白味噌とマヨネーズをつけてそのまま食べるのが一番のオススメで爽やかな風味と辛味が口の中に広がります。
白味噌とマヨネーズをつけて生で食べるのは、2代目ふじっ子ちゃんには少し辛味が強かったようですが、「久能葉しょうが」とふじっ子塩昆布の炊き込みご飯や「久能葉しょうが」の肉巻き、チーズを巻いた「久能葉しょうが」の天ぷら、「久能葉しょうが」とふじっ子塩昆布和えなど、しょうがの香りの良さが食欲をそそり、どの料理も美味しそうに食べていました。
収穫最盛期のお忙しい時に、色々とお世話になりありがとうございました。

▲袮次金さんの奥様 光子さんに、久能葉しょうがの料理を作っていただきました

▲久能葉しょうがは白味噌とマヨネーズでそのまま食べるのがオススメ

▲久能葉しょうがの天ぷら

▲久能葉生姜の肉巻き

▲久能葉しょうがのふじっ子塩昆布和え

▲久能葉しょうがとふじっ子塩昆布の炊き込みご飯

▲初めて久能葉しょうがを生で食べた二代目ふじっ子ちゃん

▲どの料理も美味しそうに食べる二代目ふじっ子ちゃん

取材協力:
久能葉しょうが委員会 袮次金克明様、袮次金光子様
静岡市農業協同組合 久能支店様

企画・制作:フジッコ株式会社

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「ふじっ子ちゃんの和食探訪記」は一般社団法人和食文化国民会議(通称:和食会議)の賛同企画『和食会議PRESENTS』として公開しております。
また、ビーンズライフに誌面提供しております。