2018 FUJICCO REPORT 事業・社会・環境・ガバナンス統合報告[2018年3月期]
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全体統制会議フジッコグループでは、財務報告にかかる内部統制については、内部統制委員会が中心となり、有効かつ適正な評価ができるよう内部統制システムを構築しています。運用状況の評価は、各現場で自己評価を行い、次に監査室及び内部統制委員会が他者評価を実施します。評価結果は、内部統制委員に加え、役付取締役、監査等委員である常勤取締役、監査室長、会計監査人が出席するフジッコ独自の「全体統制会議」において共有され、問題解決の方向性を協議します。「全体統制会議」では、財務報告にかかる内部統制のみならず、会社法上の内部統制についても課題解決に向けたアクションプランを議論し、適切な内部統制システムの構築・運用に努めています。持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化に向け、経営資源の再配分による新たな事業の成長戦略を進めるにあたり、企業を取り巻くリスクも多様化し、自己責任の増大により、リスクがもたらす損害を最小限に抑えることが不可欠となってきました。フジッコグループでは、クロスファンクショナルチーム(組織横断型活動)の一つとして、2015年にリスク対策プロジェクト、2016年にその発展形としてリスクマネジメント委員会を発足しリスク対策に取り組んでいます。リスクマネジメント委員会では、2015年度に実施し2010年以降の主なコーポレート・ガバナンスの取り組み内容は以下のとおりです。監査等委員である取締役以外の取締役社外取締役うち独立役員取締役会の監督機能強化取締役会の実効性を高める取り組み経営と業務執行の分離役員報酬にかかるインセンティブ単元株のくくり直し子会社の吸収合併た全社リスクアンケートを元に洗い出した全社的リスク課題について取り上げ、課題解決に取り組んできました。2018年度は、ボトムアップ型の活動を通じて、各部署に潜むリスクを自ら把握し管理していく持続的な組織体制の構築を目指していきます。2016年度⃝労務問題対策2017年度⃝製品事故防止対策⃝大規模災害対策⃝建物・生産設備老朽化対策20106社2011201218名16名201315名1名7社【構成メンバー】2014201514名2名1名16年〜監査等委員会設置会社への移行16年〜取締役会の実効性評価を開始15年〜常務会の設置15年〜執行役員制度の導入16年〜役員向け退職慰労金制度の廃止15年〜役員向けストックオプション制度の導入15年〜単元株のくくり直し(単元株1,000株⇒100株)会社法上の内部統制財務報告にかかる内部統制役付取締役・監査等委員である常勤取締役・監査室長・会計監査人・内部統制委員201610名20177名3名3名6社3社26「全体統制会議」リスクマネジメントの取り組みコーポレート・ガバナンスの進化取り組みテーマ

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