カスピ海黒海21クレモリス菌FC株が作るEPSは、ヒトの消化液で分解されないことが確認されていますので、クレモリス菌FC株とEPSはどちらも大腸まで届いて働くと考えられます。現在もこの菌はフジッコが独自に管理・使用しており、カスピ海ヨーグルトならではの品質と個性を支える中核的な研究資産となっています。フジッコのヨーグルト事業は、ジョージアの伝統的なヨーグルトに着目し、研究者との協働を通じて始まりました。その取り組みの根底にあったのが、ヨーグルト事業を通じて人々の持続的な健康づくりに貢献したいというフジッコの想いです。本コンテンツでは、カスピ海ヨーグルト誕生の歩みをご紹介いたします。黒海とカスピ海に囲まれた コーカサス地方にある小さな国ジョージアでは、「マツォーニ」と呼ばれる独特の粘りをもつヨーグルトが食され、その健康や長寿との関係が国際的に独自の特長を強みとして、次第にポジションを確立していきました。注目されてきました。人々の健康に貢献したいというフジッコの理念と、長寿地域の食文化に着目した研究者の想いが結びついて生まれました。日本の伝統的な和食文化は世界的にも高く評価される一方で、塩分摂取量の多さやカルシウム不足といった栄養面の課題もあります。また、食生活の多様化が進む中で、新たな食文化へのニーズも高まりつつある頃、フジッコはこうした変化に向き合い、和食文化を大切にしながらもその枠にとらわれることなく、乳製品という選択肢を取り入れた健康提案を行いました。手づくり用の種菌を通じて支持が広がり、お客様や流通様から量販化を求める声を受け、フジッコは2005年にヨーグルト市場へ本格参入しました。乳業メーカーが中心のヨーグルト市場において、他業種からの参入は容易ではありませんでしたが、カスピ海ヨーグルトの特徴はとろりとした強い粘りと、酸味の少ないまろやかな味わいにあります。フジッコの「カスピ海ヨーグルト」は、家森幸男博士が栄養分析のため持ち帰ったヨーグルトの中から分離された「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」という乳酸菌を使用して作られています。「カスピ海乳酸菌」の大きな特徴は、発酵時に「ねばり成分EPS」(粘性多糖体)を産生する能力を持っていることです。このEPSがヨーグルトの乳タンパク質と絡みつくことで、とろりとした独特の食感が生み出されています。はじまり発酵の力を通じてWHO(世界保健機関)の疫学調査でジョージアを訪れた家森幸男博士は、この伝統的な食習慣が健康に寄与している可能性に着目し、日本人の健康増進にも役立てたいとの想いからヨーグルトを日本へ持ち帰りました。フジッコは博士の想いに共感し、長年培ってきた発酵食品の研究開発力と品質管理技術を生かしてヨーグルトの事業化に取り組みました。2013年には、さらなる品質向上を目指して北海道に自社工場を設立いたしました。北海道産生乳100%使用とシンプルな製法へのこだわりにより、カスピ海ヨーグルトならではの価値を築いてきました。トルコロシアカスピ海ヨーグルト事業の始まりヨーグルトシリーズの広がり現地調査から研究開発へ北海道工場設立カスピ海ヨーグルトの特性乳タンパク質コーカサス地方ねばり成分EPSクレモリス菌FC株FUJICCO REPORT 2026成長戦略の実行ヨーグルトhistory
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