8FUJICCO REPORT 2025代表取締役社長執行役員 福井 正一スタートと同時にトップスピードで実行に移せるよう具体的実行計画を作り上げており、執行部が責任を持って遂行してまいります。前・中期経営計画期間は、2020年より進めてきた“ニュー・フジッコ”の経営改革と重なり、SKU削減や「残業ゼロ」等の14項目の改革の実行を通じて、企業風土が変わるきっかけとなりました。しかしながら業績面では、想定を上回る原材料・エネルギーコストの増加を受け定量目標の見直しを行ったものの、中期経営計画最終年度の実績は売上高570億円、営業利益11億円と2024年5月13日に開示した修正目標に届かない不甲斐ない結果となりました。経営陣はこの結果を真摯に受け止め、「2025-2027中期経営計画」の策定には8か月の多くの時間をかけて執行役員で何度も協議を重ねてまいりました。そして取締役会に諮る中で社外取締役からもさまざまなご意見をいただき完成に至っております。中期経営計画基本戦略の一丁目一番地には「コアビジネスの事業強化と領域拡大」を掲げております。新しいアイデアをもって新しい市場や顧客層を開拓し、『フジッコ2030』ビジョンである“お客様の「価値ある時間」に貢献”を具現化していく所存です。ステークホルダーの皆様には、引き続き私たちフジッコグループの取り組みにご期待いただき、ご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。昆布と豆の未来を創造する
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