2025 FUJICCO REPORT 統合報告書[2025年3月期]
40/48

 価 行改善方針の決定 議 価 行改善方針の決定 議評協実評協実評FUJICCO REPORT 2025 価392024年3月期取締役会2025年3月期取締役会当社は、持続的成長と企業価値向上を実現するため、取締役会の実効性向上の取り組みを通じて、取締役会の監督機能を強化しております。この取り組みは、「取締役会の実効性評価⇒改善方針の協議・決定⇒計画の策定・実行」のサイクルで行っております。2023年3月期各取締役は自己の判断において業務執行確認書を記載し、監査等委員会に提示しております。また、取締役会の取締役による自己評価を実施し、その結果から社外取締役と協議を行い取締役会の運営を改善する体制を取っております。2025年3月期は、2025年1月に取締役を対象に取締役会の実効性に関する評価を実施し、2025年2月〜3月に取締役会で実効性の向上に向けた次年度の改善方針について協議のうえ決定しております。その結果の概要は以下のとおりであります。(評価の実施方法)取締役全員に対するアンケート(全5区分・選択式及び記述式)の実施(2025年1月)全取締役による自己評価結果の共有と課題の抽出(2025年2月)今後の改善方針の決定(2025年3月)(評価結果の概要)当社取締役会としては、上記を踏まえて議論した結果、全ての区分において、当社の取締役会は概ね適切に機能しており、取締役会は有効であったと評価いたしました。(1)取締役会の構成  【前期からの課題の取り組み】取締役会のスキルの不足は、取締役の管掌を見直し取締役の担当と役割を明確にすることで適時の対応を取りました。加えて、執行役員の陪席により、より深い情報の提供や補足の説明に努めました。  【今後の改善方針】今後の当社の成長戦略に基づき必要となる将来のスキル・セットを明確にし、不足するスキルの補充を含む対応計画を立案してまいります。(2)取締役会の運営  【前期からの課題の取り組み】議論がスムーズに進行されるよう、議案の概要を1枚の資料で示すことに努めました。しかしながら、資料内容の一貫性及び論理性の欠如や、決議事項を決議する際に想定されるリスク(戦略オプション)の提示に関しては引き続き課題が残りました。  【今後の改善方針】起案部署に依らず資料構成とその内容及び資料枚数が高位標準化されるよう取締役会事務局が取り計らってまいります。(3)取締役会の議題  【前期からの課題の取り組み】業務執行取締役による業務執行報告のあり方を見直し、経営執行会議と重複する報告事項の詳細報告は省略し概要のみを報告する運用といたしました。これにより、新中期経営計画を中心とした戦略議題の設定を増やしました。  【今後の改善方針】新たに見直した取締役の担当に基づき、重要な決議事項は担当取締役が社内事前協議の設定及び取締役会付議の決定を行い、意思決定のスピードアップを図ってまいります。また、取締役会の指摘・意見に対するPDCA管理が可能な体制を整えてまいります。更に、取締役会事務局は担当取締役と連携し、決議した事項の事後モニタリングが可能な支援体制を整えてまいります。(4)取締役会を支える体制について  【前期からの課題の取り組み】決算説明会やIR面談での機関投資家による質疑、意見及びアナリストレポートは取締役会へ共有し、取締役は投資家の要請を確認しております。  【今後の改善方針】IR活動への社内取締役の参画(対話を含む。)の要否は、対面形式での開催とした際の継続した検討課題としております。  新たな課題として、取締役会を本社以外の主要拠点で開催することで取締役の現場理解機会の設定と、併せて現場の士気を高めることにも取り組んでまいります。当社取締役会は、今回の実効性評価に基づく課題に対し、取締役会の更なる実効性向上に取り組んでまいります。取締役会の実効性確保の取り組み2025年3月期の実効性評価フジッコ流サステナブル経営コーポレート・ガバナンス

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る