29SDGsコラム1当社では表示に関する様々な取り組みを行ってまいりましたが、この度改めてパッケージ裏面表示ガイドラインを制定いたしました。2023年11月改定▲ガイドラインに基づく 裏面表示例ガイドラインの目的は、多種多様なパッケージ形態であっても、お客様が知りたい情報がすぐ「わかる」、「伝わる」パッケージへと進化させることです。主なポイントとしては、全体レイアウトの統一や、カラーユニバーサルデザインにて外部認証を取得した配色・読みやすい書体などの採用です。お客様に寄り添うパッケージとして今後も進化し続けてまいります。和田山工場における「おまめさん」の製造工程で生じる皮破れや割れ豆の食品ロスを削減し、若者の豆離れにも一石を投じるため、当社・神戸女子大学・あいす工房らいらっくが産学連携し、「ちょっと高くてもついつい買いたくなる豆アイス」を開発しました。お風呂上がりなど、一日の終わりに食べて癒されるをコンセプトにした商品で、うさぎのキャラクターは癒しの象徴です。FUJICCO REPORT 2025私たち、フジッコグループは、「サステナビリティ基本方針」に基づき、地球環境への配慮、持続可能な資源の開発と生物多様性の保全を経営上の重要課題として認識し、環境保護ビジョン「① 使用する食材を枯渇させない責任、 ② 環境に良い製法・製品を追求する責任、 ③ 事業により傷つけた環境を修復する責任」を掲げ、企業活動全体において地球環境の保全並びに地球環境への負荷軽減に資するよう、絶えず努力します。北海道工場 購入電力をグリーン電力に変更。これにより、北海道工場全体のCO2量の60%が削減できる見込みであります。また、ドレントラップ(蒸気中の水分が凝縮して発生するドレン水(結露した水滴)を排出する機器)の総点検とトラップの交換を行い、使用する都市ガス量を削減することができました。関東工場 消化ガス(廃水処理にて発生するガス)ボイラーの増設により消化ガスを副産物として有効活用することで、蒸気作製にかかるCO2排出量を削減できました。横浜工場(フジッコNEWデリカ㈱)調整槽にアクアブラスター(排水処理に用いられる散気管の一種)を設置したことにより、苛性ソーダを使用することなく排水処理ができるようになりました。鳴尾工場 自動蒸気送気バルブを導入し、24時間365日工場内に蒸気供給していたものを夜間・休日は供給を止めエネルギーロスを低減させたことにより、CO2排出量にして26.6tの削減が実現しました。和田山工場 エアコン室外機8台にエアポレーター(空調機の吸気温度を下げて省エネを図る装置)設置による節電に取り組みました。浜坂工場 機械の動力源や清掃など多くの用途で使用する「圧縮エアー」の配管を増設することで配管の圧損(エアーコンプレッサーの吐出圧力と使用する場所でのエアー圧力との差)を無くし、エアーコンプレッサー1台を常時停止させることが可能となり環境負荷の低減につながりました。また、生産工程で発生する製品原料として利用できないもの(昆布クズ等)を町内のアイガモ生産事業者や養殖ウニ事業者の肥料や飼料として活用いただき、食品ロスの低減に努めております。境港工場 エアーコンプレッサーにおいて台数制御(複数の機械を均等に動かす仕組み)での運転を開始し、消費電力を年間63,050kWh削減することができました。CO2排出量はおよそ3.5tの削減となります。工場全体 一般的な製造工場ではエアーコンプレッサーの占める消費電力は全体の20〜25%に達すると言われており、当社工場においてはCO2排出量の8〜10%と大きな割合を占めます。コンプレッサーの消費電力を削減するため、圧縮エアーの漏れ調査及び修繕に取り組みました。2024年度は6工場でエアー漏れの検査を行い、全社CO2排出量の約0.5%のエアー漏れを確認し修繕いたしました。今後、全工場で検査を実施し、全社CO2排出量の約1.0%の削減に取り組んでまいります。アップサイクル商品開発マテリアリティ④ 「地球環境への配慮」環境基本方針環境負荷低減の取り組み ~各工場~「きんとき豆うさぎ」で食品ロスを削減誰もが見やすくわかりやすいパッケージ表示にフジッコ流サステナブル経営フジッコのサステナビリティ
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