2025 FUJICCO REPORT 統合報告書[2025年3月期]
26/48

FUJICCO REPORT 202525社外取締役フジッコは、中期経営計画で、「従業者の力を結集させ、お客様と共に昆布と豆の未来を創造する」との決意を新たにしました。業績拡大に向けて、「昆布と豆」に集中し、もっと多くのお客様にその魅力をお届けしようという方針は、初心そのものであり、今なおフジッコの根幹だと思っています。フジッコといえば、「おマ〜メさん♪」と親しみを持っていただいている一方で、フジッコ製品を食する機会のない世代やファミリーがまだまだいらっしゃいます。「昆布と豆」は、健康を支える食材であり、かつ「美味しい」、そして「便利」にもかかわらず、そのことが十分伝えきれていないのではと思うところがあります。時代に即したきめ細やかなコミュニケーションに力を注ぎ、「市場拡大」に突き進んでいただきたいと思っています。加えて、「市場創造」です。お客様の内なる声に耳を傾け、「昆布と豆」の新たな価値開発にスピード感を持って取り組んでいただきたいと思っています。私の役割は、PR(パブリックリレーションズ)での経験、なかでも「市場拡大」、「市場創造」の事例を活かし、持続可能な成長基盤となる「2025-2027中期経営計画」の後押しをすることだと考えています。社外取締役企業の長期的成長と価値を高めるには「お客様起点の企業風土」と事業戦略図に基づく「商品価値の向上」を欠かすことができません。昨年8月からの社内協議を経て作り上げた新・中期経営計画が今年4月からスタートしました。経営計画は作ることが目的ではなく、実行するための計画です。実行計画にするために強化してほしい事は、以下の4点。・ 達成へのしっかりした時間軸シナリオ・ スピーディーな判断と行動・ PDCAを廻す仕組みと強い意志・ コーディネイト機能の明確化フジッコが食品メーカーの中で最もお客様のことを正しく知り、お客様に役立つ商品と情報を届けるマーケティングカンパニーになるお手伝いをしたいと思っています。全社が同じ温度になって一体感とスピードに満ちた3年を経て社内の人々がより大きく成長する姿を楽しみにしています。池田 純子小瀬 昉2025‐2027中期経営計画への提言中期経営計画達成に向けて  「フジッコの真ん中にお客様を」フジッコの成長戦略社外取締役メッセージ

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る