2025 FUJICCO REPORT 統合報告書[2025年3月期]
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19「4つの戦略」取り組み結果『フジッコ2030』ビジョン実現に向けた持続可能な成長基盤を形成する重要な3年間石田 吉隆ブランド価値の強靭化DXの推進(働き方改革)工場運営の改革(生産性向上)コーポレート・ガバナンスの強化■ 複数品群生産工場と単一品群生産工場への二分化構想は見送り、革新技術確立による省人化ライン設計で生産性向上を優先とした。■ 生産現場の安全性確保を推進。■ 150万株の自己株式取得完了。■ 取締役会実効性評価結果の利活用(独立社外取締役在任期間の明確化)。■ 取締役会でのサステナビリティ議論充実(人権の尊重等)。■ 取締役会サポート体制強化(デジタル一元管理等)。取締役専務執行役員■ トップラインは回復したが利益が減少。■ 枯渇する原藻対策として生昆布原料を開発して新ブランドを立ち上げ。■ 煮豆プロジェクト活動により需要回復の兆し。■ SOYカスピ海ヨーグルトが急伸長。■ おかず、通販、海外、機能性素材事業が伸び悩み。■ 社長を委員長とするDX推進委員会発足。■ DXに必要な8つのシステムの選定および実装が完了。■ 全社デジタルリテラシー向上を目的とする社内「DX人財」の教育と発掘開始。■ DX認定取得。新たな中期経営計画の始まりに際し、私たちは更なる高みを目指して全力で取り組んでまいります。この新中期経営計画では、『フジッコ2030』ビジョン実現に向けた持続可能な成長基盤を形成する極めて重要な期間と位置付け、収益向上を最重要課題としております。具体的には、コアビジネスの事業拡大で収益性を取り戻すことと、顧客満足度向上を図るための施策としてイノベーション力やグループシナジーを一層高め、地球環境変化で現下確保が厳しくなってきた天然原料の調達力強化を行い、市場での競争力の確保を図ります。尚、これら事業運営を安定化させるための経営基盤としては、デジタルトランスフォーメーションや人的資本経営を推進し、グローバル市場への積極的な展開を推進させていきます。私たちが目指すのは単なる数値目標の達成にとどまらず、企業としての社会的責任を果たしてバランスを取りながら全てのステークホルダーの皆様に価値ある存在であり続けることです。そのためには、透明性の高い経営と、ダイバーシティ&インクルージョンの取組で社員一人ひとりの成長を支援する環境づくりが不可欠です。財務の健全性を維持しつつ、戦略的な投資を行い、企業価値の最大化を図ることに注力してまいります。 1 未来の昆布・豆市場の創造(発想の拡大)2 ヨーグルトを第3の柱に成長加速3 生産性・効率性の更なる向上4 原材料生産者との共創強化5 社風の改革 ・スピード経営 ・自発性、積極性への支援2025‐2027中期経営計画で目指すビジョン前・中期経営計画のふり返り事業環境を鑑みた課題認識・「スター商品」強化に取り組んだがSKU削減分までは補えず。・数回にわたる値上げ実施も物量減少によりコストアップを吸収しきれず。FUJICCO REPORT 2025フジッコの成長戦略2025‐2027中期経営計画

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