2025 FUJICCO REPORT 統合報告書[2025年3月期]
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発売から13デザート製品4.8%ヨーグルト製品11.8%豆製品18.4%惣菜製品昆布製品豆製品2003年〜2005年〜その他製品 3.7%惣菜製品33.4%昆布製品27.9%ヨーグルト製品デザート製品その他製品2006年〜1966年〜FUJICCO REPORT 20251969年〜1971年〜1976年〜1997年〜連結売上高製品分類別売上構成比上席執行役員 コア事業本部長当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、緩やかに回復することが期待されたものの、通商政策など欧米の政策動向による影響や金融・資本市場の変動等により、依然として先行き不透明な状況が続きました。食品業界におきましては、物価高騰による消費者の節約志向が高いままで推移しており、厳しい経営環境となりました。このような環境の中、当グループにおきましては、市場が縮小傾向にある煮豆製品の再浮上と昆布製品のさらなる強化、ヨーグルト製品の新規顧客獲得等に取り組みました。原材料高騰への対応としては、9月に昆布製品、豆製品、惣菜製品、デザート製品の価格改定を行い、購買を動機付けるプロモーションを強化する方針で進めました。販売面では、全ての製品分類が前年実績を上回りました。特に豆製品、ヨーグルト製品、昆布製品が伸長し、売上高は570億77百万円(前期比2.4%増)となりました。利益面では、プロモーションの強化により売上高は増加したものの、費用対効果の点では十分な成果といえず、原材料を始めとする各種コストの上昇を吸収しきれなかったため、営業利益は11億31百万円(前期比26.1%減)、経常利益は、15億54百万円(前期比17.4%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券の売却による収入がある一方、浜坂工場の閉鎖に伴う減損損失4億95百万円の計上等により、9億51百万円(前期比14.3%減)となりました。コア事業本部は顧客ニーズと環境変化に迅速に対応すると共に、調査データと自由な発想での商品開発で、各品群を成長させていくのが存在意義と考えます。2025年4月よりコア事業本部に商品開発部を新設、資材部を生産本部から移管して新体制となり、各品群を成長させる四輪が全て揃ったかたちになりました。この四輪(新組織体制)をきちんとコントロールし、最大スピード(部門間連携の最大化)で各品群を成長させるのが私の重要な責務と感じております。『お客様も、営業も、製造も、そして会社も元気にする新商品を創る』ことに執着して邁進する所存でございます。新しい美味しさを皆様にお届けしてまいりますのでどうぞご期待ください。志賀 重久2025年3月期の営業成績発売から15年以上のロングセラーブランドみんなも会社も元気に!59年56年54年49年28年22年570億円20年19年フジッコの価値創造ストーリー事業の概況

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