2024 FUJICCO REPORT 統合報告書[2024年3月期]
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&8① 食の安心・安全の確保 ② 商品・サービスの品質向上 ③ 健やかな食生活の推進と食文化の継承④ 地球環境への配慮 ⑤ 持続可能な資源の開発と生物多様性の保全 ⑥ 従業者の働きがい向上と健康管理⑦ 多様な人財の活躍・育成 ⑧ ステークホルダーエンゲージメント(業績向上)50年、100年、200年と続くサステナブルな会社であるためにフジッコで働く理由となる企業のブランド力が強化される事業の在り方が変わり、商品開発、上市判断の方向性がはっきりするポートフォリオ経済価値理念浸透自然の恵みに感謝し 美味しさを革新しつづけ全ての人々を元気で幸せにする 健康創造企業を目指します長期理念実践経営同時達成稼ぐ力の持続性創造一路企業理念(パーパス・ビジョン)事業健康経営従業者の心身の健康維持健全経営資本の蓄積と透明性のあるガバナンス事業ビジョンお客様の『価値ある時間』に貢献①食材・製法の安全の徹底②食による心身の健康追求③人にシェアしたくなるおいしさ④手軽かつリーズナブルに提供理念浸透長期的不確実性への対応Wellness非財務(ESG)社会価値環境保護ビジョン地球環境保護にも貢献できる事業①使用する食材を枯渇させない責任②環境に良い製法・製品を追求する責任③事業により傷つけた環境を 修復する責任短期的企業理念パーパス(価値観)存在意義ビジョン目指す姿稼ぐ力の持続化・強化経営に取り込む当グループは、サステナビリティ基本方針でトップコミットメントを表明しております。その中で、サステナブル経営の実現のためには企業理念のもと、「社会のサステナビリティ」としてESGを自律的に推進し社会価値を創出することと、「企業のサステナビリティ」として資本コストを意識した持続的な稼ぐ力の発揮で経済価値を創出することの両方を同時実現させることを目指している旨を明記しており、この取り組みを推進するため、当グループでは2022年に理念実践経営の体系を整備しました。自社の価値観として、フジッコのパーパス「5つの健康」を置き、すべてのステークホルダーにとっての「健康創造企業」となることを目指しております。また、社会への長期的な価値提供に向けた重要課題は、フジッコ・マテリアリティとして以下の8つを特定しております。これらは、2019年4月に特定したマテリアリティを見直し、その判断軸に「ステークホルダーへの影響度」と「フジッコ事業への影響度」を置きながら取締役会での議論を重ねて2022年9月に決定したものです。サステナビリティ推進体系を整理する中で定めた当グループの目指す姿は、バックキャスト(マテリアリティ)及びフォアキャスト(自社の強み)の両方の視点から、『フジッコ2030』ビジョンとして、“お客様の『価値ある時間』に貢献〜私たちの事業は、地球環境保護にも貢献できる事業です〜”としております。ここで言う「お客様」とはすべてのステークホルダーを指し、これは前述の8つのマテリアリティを起点に検討を進めたものです。この長期ビジョンを実現するために、透明性の高いガバナンス基盤の下、人財戦略、デジタル戦略等の機能戦略を固め、自然の恵みを生かした事業を営むフジッコ独自の商品とサービスの提供を通じて切実な社会的課題を解決し、お客様からの信頼を築き上げ、その結果として、不確実な時代に生き残るための強靭な事業ポートフォリオの形成に取り組んでおります。なお、従業者に向けては、このパーパス・ビジョンを理解し、共感してもらえるよう、以下の説明書でその必要性を明文化し、丁寧な説明を繰り返し行っております。生活者に向けて1.「おいしい」という満足感の提供2.手間がかかる料理を手間をかけずに手軽に食べることができる価値3.食シーンを彩る人との憩いの時間・空間価値(日本の食文化)への寄与4.いつまでも元気に過ごせる時間への寄与従業者に向けて1.従業者が会社の示す理念や価値観に共感して同じ方向を向けること2.従業者が自分の力を発揮することを最大限に引き出せる会社であること3.個の力を最大化するために組織が存在し、会社との良好な関係を築けること4.従業者が自分たちの仕事が社会の役に立っている、貢献している実感を得ることパーパス策定から1年を振り返ってパーパスが必要な理由1. 2. 3. 4.『価値ある時間』が指すもの5つの健康Health健康提供食による心身の健康増進健康社会資源活用による地域活性化 日本の食文化の発展地球健康環境保護

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