1.人権尊重、差別禁止2.児童労働、強制労働の禁止児童労働や強制労働は絶対に行いません。3.労働基本権の尊重4.労働時間の管理5.ハラスメントの禁止6.安全な職場環境の確保フジッコグループ人権方針人権マネジメント推進体制取締役会経営執行会議人権デュー・デリジェンスの実施負の影響の特定・評価情報開示モニタリング(実効性の評価)< 別 表 >負の影響の防止・軽減32昨今、世界的に企業の人権尊重への期待と責任が大きくなっており、日本政府からも2022年9月に「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」が公表されました。こうした中、当グループにおきましては社会的要請に応えるため、まずは「フジッコグループ人権方針」を策定し公表しております。この方針に基づき、当グループの企業活動に関わるすべてのステークホルダーに対する人権尊重の責任を果たすための取り組みを推進しております。私たち、フジッコグループは、「サステナビリティ基本方針」に基づき、全てのステークホルダーの基本的人権が尊重される企業風土の醸成に取り組み、企業活動の全ての過程において「フジッコグループコンプライアンス・ガイドライン」をもって行動し、フジッコグループが社会の一員として信頼され続け、持続的に成長することを目指してまいります。1. 国際規範の尊重私たちは、国際的に認められた人権とは、すべての人が生まれながらに持っている権利であり、「世界人権宣言」を含む国際人権章典(国連)や「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」に定められている基本的権利に関する原則など、人権に関する国際規範を尊重します。2. 適用範囲本方針は、フジッコグループの全従業者に適用します。また、フジッコグループの商品・サービスに関係するサプライヤーなどビジネスパートナーに対しても本方針をご理解いただくよう働きかけます。3. ガバナンス体制私たちは、人権尊重の取り組みがその責任を果たすという点だけではなく、その結果として、経営リスクの抑制や企業価値の向上という視点でも大きな意義を持つと認識しています。それゆえ、本方針の策定は取締役会で決議され、その運用は取締役会が監督する責任を担います。4. 人権デュー・デリジェンス私たちは、国際連合人権理事会において採択された「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権デュー・デリジェンスのしくみを構築します。そして、人権への負の影響を特定し、適切な措置を通じてその防止・軽減に取り組みます。5. 救済と是正私たちは、人権への負の影響を及ぼした、あるいはこれに関与したことが明らかになった場合、適切な救済措置を講じ、是正に努めます。6. ステークホルダーとの対話や協議私たちは、本方針を実行する過程において、ステークホルダーや外部有識者との対話と協議を行います。7. 情報開示私たちは、人権尊重の取り組みの進捗状況及びその結果をフジッコグループのウェブサイトや発行物などで開示します。8. 人権方針の周知浸透・教育私たちは、本方針が全ての事業活動に組み込まれ、効果的に実行されるよう、適切な教育・研修を行います。9. 人権に関する重点課題私たちは、人権に関する重点課題を【別表】のとおり設定し、本方針に基づき取り組みます。なお、当該重点課題については、社会の変化や事業の動向などを踏まえ、適宜見直しを行います。従業者一人ひとりの人格、個性、プライバシーを尊重し、差別につながる行為や個人の尊厳を損なう行為は一切行いません。だれでも団体を結成できるとする結社の自由、並びに労働者の団結権及び団体交渉権をはじめとする労働基本権を尊重します。適正な労働時間管理を徹底します。あらゆるハラスメントを許さないという姿勢で従業者が安心・安全に働ける職場環境を整えます。従業者の人命を尊重し、安全で健康的な職場環境を確保します。2023年11月制定当グループは、従業者の人権課題への理解を高めるとともに、当事者意識をもった継続的な取り組みが必要であると認識しております。そのため、2023年11月に取締役を委員長とする「人権マネジメント推進委員会」を発足し、委員会で検討された認識課題は取締役会に報告される体制を築いております。人権マネジメント推進委員会では、2023年度のうちに、当グループにとって人権侵害となり得る事象の有無について洗い出しを行い、直ちに人権侵害問題となる事態は認められませんでしたが、当グループにおける負の影響を特定いたしました。今後は特定した負の影響に対して是正アクションプランを講じていくこととしており、毎年このPDCAサイクルを運用してまいります。また、従業者の人権課題への理解を深めるため、人権マネジメント推進委員会を中心に、人権問題に関する各種研修や、啓発活動に取り組んでおります。監督・助言監督・助言人権マネジメント推進委員会報告報告フジッコグループの人権尊重の取り組み
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