社外取締役小瀬 昉社外取締役池田 純子フジッコの中心に「顧客(お客様)を置き」生活者視点での判断と行動が行われて、ステークホルダーから共感支持される企業づくりへの助言と監督です。顧客、投資家からの「信頼」がなければ安定した経営は難しい。「信頼」を得るために重要なのは、ステークホルダーと企業の温度差をなくすことです。企業の長期的成長と価値を高めるには「お客様起点の経営」と「ESG(環境、社会、ガバナンス)経営」への継続的な取り組みが不可欠です。経営とは「お客様を正しく知る」企業間競争であり、「お客様を正しく知る」事が企業活動のスタートだと考えます。フジッコを食品メーカーの中で、最もお客様の事を正しく知っている「真のマーケティングカンパニー」になるお手伝いをしたいと考えています。企業のお届けする商品や事業活動への顧客満足度と収益は正比例し、企業の収益力を決めます。その為には、お客様を含むステークホルダーから見ての満足度だけでなく、不満点や未充足ニーズを正しく掴むことも大切だと思います。持続可能な社会の実現に向けて、事業を通じ、より一層の社会的責任を果たすことが求められています。健康創造企業であるフジッコは、「何をなすことで社会貢献できるか」が問われており、その実現こそが企業価値向上への道だと考えます。企業価値向上を目指す“ニュー・フジッコ”の創造は、今まさに進行中ですが、一層の戦略性や新機軸、スピード感が重要になってくると思います。フジッコの独自性、強みを徹底的に磨き上げ、フジッコにしかできない、フジッコならではの事業展開をより一段と深めていただきたいと思っています。PR(パブリックリレーションズ)に携わってきた立場として、また消費者、第三者の視点を大切に今後の方向性や、成長戦略戦術の策定に対してアイデアや助言を提供していきたいと考えます。事業計画を実現していくには、フジッコを取り巻く方々、消費者、株主・投資家、生産者、取引先、社員、コミュニティ等々と積極的かつ建設的な対話を重ね、共感を得、共創できる関係性を築いていく弛まない努力が必要です。言い換えれば、パブリックリレーションズという活動が、事業を推進していく支えになるとの思いでフジッコを応援していきたいと考えます。27社外取締役メッセージ~持続的成長と企業価値向上へ向けて果たしたい役割~フジッコ流・サステナブル経営 ~サステナビリティの取り組み~
元のページ ../index.html#28