2023 FUJICCO REPORT 統合報告書[2023年3月期]
27/40

リスクマネジメント委員会コンプライアンス委員会投資有価証券貸借対照表計上額(百万円)6,6836,7266,3657,6505,0073,9414,4113,6113,432保有目的が純投資目的以外の投資株式(銘柄数)595650494746413938リスク・クライシス管理体制については、リスクマネジメント委員会で、各本部等と協議のうえ洗い出した重要リスクの対策の進捗を確認しております。2022年度は、リスクマネジメント委員会を2回開催いたしました。また、リスクが顕在化した緊急時には、危機管理委員会を招集して対応する方針であり、当期は危機管理委員会を6回開催いたしました。併せて、コロナ対策については、感染者等の情報を集約・共有のうえ、社内通達を第18報まで発信いたしました。2022年度はコンプライアンス委員会を2回開催し、継続してコンプライアンスリスクの把握、分析に努めました。コンプライアンス体制の維持・向上のため、「コンプライアンス・ガイドライン」を定期的に社内展開するとともに、コンプライアンス研修、下請法研修に加え、当期は新たに個人情報保護法研修、独占禁止法研修を実施いたしました。2015/3期末2016/3期末2017/3期末2018/3期末2019/3期末2020/3期末2021/3期末2022/3期末2023/3期末26取締役のトレーニング取締役を対象としたトレーニング等は、各々の取締役が役割・責務を果たすために必要と考える知識の習得、確認、更新等を目的とし、自ら研鑚するのを補完することを原則として認識しております。当社は、取締役並びに執行役員には、社外のセミナーの出席や外部講師を招いての勉強会の実施等を通して必要な知識取得とスキルアップをサポートする方針です。これまで、取締役並びに執行役員のトレーニングとして、外部講師を招いて「取締役の義務と責任」「企業価値向上」「SDGsとESG投資」「インサイダー取引」「取締役会等の責務」の勉強会の開催、業務執行取締役等を対象としたMBA外部集合研修を実施いたしました。また、2022年度は取締役全員でコーポレート・ガバナンス勉強会を開催し、企業の内部統制システム・情報開示制度・人権尊重責任・社会的責任、並びに社外取締役の役割について改めて理解を深めました。内部統制の取り組み政策保有株式の保有方針当社は、取引関係がなく安定株主の形成等を目的とした、いわゆる「持ち合い株式」を保有しておらず、また、今後も保有いたしません。それゆえ、政策保有株式について、取引の関係維持・強化など保有意義が認められる場合を除き、保有しないことを基本方針としております。政策保有株式の保有継続の可否については、当社の安定的な企業価値向上に資するか否かの定性的な観点のほか、評価差益や配当収益等の定量的な観点も踏まえ、毎年取締役会で審議しております。2022年度は審議の結果、一部保有株式を売却いたしました。また、政策保有株式の議決権行使は、その議案が発行会社の持続的成長に資するかどうか、株主利益を尊重した適切なコーポレート・ガバナンス体制の構築が進んでいるかどうか、また株主利益を軽視する事態が発生した場合はコーポレート・ガバナンスの改善に資する内容であるかどうかなどを総合的に勘案して行ってまいります。

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る