2023 FUJICCO REPORT 統合報告書[2023年3月期]
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テクノロジーによって実現するビジネス成果デジタル化を実現するテクノロジーやオペレーション基盤DX1.0デジタルビジネス最適化① 生産性向上に向けた 「紙とハンコの撲滅」90% → 50%更新「成長・変革」「合理化」「更新」ごとの戦略的IT予算ポートフォリオ2% → 10%成長・変革8% → 40%合理化DX2.012(デジタルビジネス改革)(変革を担うDX人財づくり)▼ DX戦略のシナリオ 〜フジッコDXサイクル〜▼ IT部門の経営価値指標(開発DXと営業DXの実装と融合)(情報セキュリティ基盤の強化)② DX人財育成③ 資産活用の最適化新商品貢献度⑥ セキュリティ対策の強化デジタルビジネス変革④ デジタル化による 既存売上の拡大⑤ 新たなる デジタル由来の 売上創出素材サイト新規登録者数EC通販比率ITパスポート資格保有者数《DX2.0》デジタルビジネスの変革社内外の情報をデジタル技術で「繋ぎ⇒最適化⇒利活用」することで、サービス向上と既存事業の売上拡大、顧客満足度を向上させるため、新たなデジタルビジネスを創出。《2023年度の取り組み》■「営業・開発・生産」の部門横断で社内外情報を共有・活用できるシステムを実装し、商品開発のスピードアップと営業力を強化できる環境を整え、業務生産性の向上と新商品貢献度の改善を実現します。2022年3月、社長執行役員を委員長とする部門横断型のDX推進委員会が発足して1年が経ちました。事務局をDX推進チームとし、各本部からの選抜メンバーで毎月欠かさず委員会を開催、委員長も全て参加いたしました。「DXの推進」を重要な経営課題のひとつとし、社長執行役員自らが出席していることが本委員会の特徴であり、全社最適の視点をもってDX推進を活性化しております。2022年度の取り組みとして、DX戦略のシナリオを策定し、6つのデジタル共通価値指標(①生産性向上に向けた「紙とハンコの撲滅」、②DX人財育成、③資産活用の最適化、④デジタル化による既存売上の拡大、⑤新たなるデジタル由来の売上創出、⑥セキュリティ対策の強化)を定めました。■DX人財の育成・発掘を実施します。フジッコが求めるDX人財は「論理的思考でデータを活用し、変革を推進できる人財」です。達成指標のひとつとして、「ITパスポート」の資格保有者の増加を目指します。各プロジェクトチームを結成。■商品の需要予測にAIを活用する環境を構築し、予測精度の向上と業務簡素化を推進。■固定資産管理システム導入と棚卸業務を見直し、管理業務のペーパーレス化を実現。■イントラネットを活用して全社DXリテラシー向上を推進。経済産業省「DXリテラシー標準」を社内向けにアレンジした教育活動、PC作業の業務効率に向けたアイデア共有を年間21回実施。■全従業者向け情報セキュリティ勉強会の実施。昨今のヒト起因による情報漏えい事件・事故に備え、事故が起きた時の「初動」と事故の「予防」について具体的な事例とともに部門別に20回開催。■EC通販比率の引き上げとともに、自社の機能性素材サイトを利用したBtoB事業の拡大を推進します。魅力あるコンテンツづくりをもって、本サイトの登録者数の増加がポイントとなります。■システム脆弱性リスクに対応したサーバーを増加し、情報セキュリティ基盤の強化を実施します。DX推進2年目! 事業活動を支える現場に溶けるDXへ最適化システム脆弱性リスク対応件数ビジネステクノロジー変 革DX戦略のシナリオを策定《DX1.0》デジタルビジネスの最適化既存業務を抜本的に見直し、価値を生まない定型業務の廃止とデジタル技術による自動化を進め、付加価値を生み出す業務時間を創出し、従業者の業務満足度を向上。取り組み内容《2022年度の取り組み》■営業・開発・生産の社内外データをデジタルで繋ぐための8個の新システムを選定。営業力強化・商品開発スピード・生産性向上を実現する

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