2022 FUJICCO REPORT 統合報告[2022年3月期]
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取締役常勤監査等委員藤澤 明社外取締役監査等委員石田 昭社外取締役監査等委員上谷 佳宏FUJICCO REPORT 202213新・中期3か年計画スタートにあたり〜監査等委員である取締役からの提言〜〜新任監査等委員からのメッセージ〜筋肉質なフジッコに生まれ変わる60期(2019年度)〜62期(2021年度)の前・中期3か年計画は、2016年5月に発表した「フジッコNEXTビジョン2025」のセカンドステージとして売上高732億円(旧基準)、営業利益62億円の目標が掲げられました。62期(2021年度)末の実績は、残念ながら売上・営業利益共に大幅な目標未達となりました。その要因の一つとして61期(2020年度)より当初計画にはなかった商品アイテム数の半減等の抜本的な経営改革に舵が切られたことがあります。この構造改革は、今期63期(2022年度)も継続される予定であり、新・中期3か年計画の最終年度の65期(2024年度)目標数値も61期(2020年度)の実績並に設定されています。この長いトンネルを抜け出た先には、筋肉質の強いフジッコに生まれ変わり、力強く成長できる会社になることを信じてやみません。変貌したフジッコへの期待製品ポートフォリオのブラッシュアップによる財務数値の改善は必ず達成されると期待しています。それにも増して改善政策実行により、変革したフジッコの事業構造が構築されることになります。加えて個人の能力がステップアップし揺るぎない企業体力となります。新しい事業構造は10年、20年先の展開への礎となって欲しいものです。新・中期3か年計画ではSDGsの取り組みを具体的に展開しており、消費者、得意先、従業員などステークホルダーへの財務数値に現れない情報発信の役割も担うものとなるでしょう。フジッコに期待すること2020年に始まった「ブランド価値の強靭化」「生産性向上」「働き方改革」を3本柱とする“ニュー・フジッコ”の取り組みが進捗し、今年度からは、「コーポレートガバナンスの強化」を加えた4つを戦略ポイントとする新・中期3か年計画が始まりました。 これらの改革は、既に、フジッコの経営陣がSDGs等の社会的要請にも配慮した大局的見地に立った経営をしてきたことを示しています。改革には痛みも伴いますが、フジッコには、役員・従業員が一体となってこの改革を進め、将来にわたって世の中にたくさんの「おいしさ、けんこう」を提供し続けていける企業になって欲しいと思います。もちろん、私も、そうなるように職責を果たさせていただく所存ですので、どうかよろしくお願いいたします。

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