2022 FUJICCO REPORT 統合報告[2022年3月期]
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売上・企業規模5%現状既存事業の更なる成長・次世代事業の育成3本柱工場運営改革(生産性向上)強靭化コーポレートガバナンスの強化フジッコ2030ニュー・フジッコ製品群チャネル新事業開発収益性DXの推進(働き方改革)創立60周年(還暦)・2020年をターニングポイントとして、昆布・豆の収益基盤を再強化しさらなる成長へ挑戦する2018年度52億円9.1%人口減少と超高齢化の進展により、社会全体の胃袋が縮小。自動化・デジタル化が加速し、緩やかに消費二極化が進むとともに、コロナ後のニューノーマルな生活様式が浸透した社会が予想されます。フジッコの成長ステップとして、足元は“ニュー・フジッコ”の完成を急ぎます。SKU削減後の生産性が高く収益力のある「スター商品」の拡販をテコとして、“ニュー・フジッコ”の改革3本柱である「ブランド価値の強靭化」「工場運営の改革(生産性向上)」「DXの推進(働き方改革)」に取り組むとともに、継続して「コーポレートガバナンスの強化」についても注力いたします。その後は、改革の成果を既存事業の更なる成長と次世代事業の育成に思い切って投入しますが、持続的成長に向けては、網羅的に手を拡げるのではなく、市場の成長性、市場シェアの動向、販売チャネルの盛衰等を見極め、メリハリのある“選択と集中”で経営リソースの最適配分を徹底いたします。※2021年度の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、参考情報として、2018年度にも当該会計基準等を適用した売上高に組み替えた後の経営指標との比較を行っております。ブランド価値の売上高営業利益営業利益率573億円(従来基準641億円)売上高営業利益(率)当期純利益ROE2021年度550億円31億円5.7%FUJICCO REPORT 20229新・中期3か年計画飛躍への加速基本戦略成長ステップ定量数値の変化2024年度定量目標生産性向上を追求し続け、2024年度には営業利益率7%台に復元いたします!●前・中期3か年計画の振り返り前・中期3か年計画(2019年度〜2021年度)は、創業60周年(還暦)・2020年を控え、「飛躍への加速」をテーマとして昆布・豆の収益基盤を再強化し、更なる成長に挑戦しました。2019年8月に株式会社フーズパレットの買収等により、事業規模の拡大に注力しましたが、高収益体質は大きく揺らぎ始めました。2020年11月7日に創業60周年を迎え、“ニュー・フジッコ”の創造をスタートし、経営品質の向上を第一として、減収にも目をつぶり、利益優先の経営改革を進めました。事業規模を示す売上高は、コロナ禍の需要減、“ニュー・フジッコ”の経営改革が重なり、前・中期3か年スタート前夜の2018年度実績を割り込む結果となりました。また、2016年度から2020年度の5期間で老朽化した設備の刷新と合理化のための設備投資を積極的に実施し、その投資総額は283億円となりました。収益性では、相次ぐ大型設備投資からの償却負担と人件費の増加等により、営業利益率を大きく落とすことになりました。●新・中期3か年計画スタート!42.5億円(7.5%)570億円31.5億円

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