2020 FUJICCO REPORT 事業・社会・環境・ガバナンス統合報告[2020年3月期]
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人 ※VUCA…Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字で、将来の予測が困難な状態。比率(%)人数(名)96.63.4100.09039320181.70%集計対象組織:フジッコ㈱集計対象組織:フジッコ㈱、フジッコワイナリー㈱、味富士㈱女性管理職比率障がい者雇用数推移2017年3月人数(名)男性女性合計85388年 度20171.83%障がい者雇用率2018年3月比率(%)人数(名)96.83.2100.020191.83%20201.98%2019年3月比率(%)9629898.02.0100.0FUJICCO REPORT 20202020年3月人数(名)比率(%)106210898.11.9100.0財14【2020年度の方針】2020年度は、「今までの当たり前」が通用しない新しい時代のはじまりです。一人ひとりが自分の持ち味を活かして活躍し、組織の活性化と業績向上につなげていけるような仕掛けと仕組み化に尽力してまいります。女性リーダーの育成2017〜2018年度に実施した「Pal-netフォーラム」(女性社員の活性化を目的とした交流イベント)に代わり、リーダーとしての活躍が期待される女性社員に対してキャリア開発と意識改革を行いました。管理職候補の係長層には取締役との意見交換の場を設けて視野を広めるきっかけ作りを、また中堅リーダー層には他流試合により視野を広げるトレーニングを行いました。研修の成果もあり、両コースの参加者のうち約半数が2020年4月に昇格しました。マネジャー層に対するダイバーシティ教育の実施職場環境に大きな影響を与えるのはマネジャーです。その意識改革を目的に、新任役職者(課長・係長)研修においてダイバーシティ教育を実施しました。VUCA※時代、組織業績を達成していくためには部下の多様性を活かしたマネジメントができるかどうかがカギとなります。参加したマネジャー層からは、「部下について意外と知らないことに気づいた。日頃のコミュニケーションから見直したい」と内省の声が聞かれました。ダイバーシティ2019年度は次世代育成支援対策推進法に基づく「一般事業主行動計画」の最終年でした。また、2021年3月末には女性活躍推進法に基づく「女性管理職比率5%」の達成期限が控えていることもあり、全力を挙げて次の3点に取り組みました。テレワーク勤務制度の導入生産性向上とキャリアの継続、またBCPの観点からテレワーク勤務制度を導入しました。2018年より小規模なテストを繰り返し、その度に課題をクリアしながら進めて来たため、導入時には大きな達成感がありました! 直後に新型コロナウイルスの感染予防のため、本社勤務者や全国の営業所で在宅勤務が開始され、テレワーク勤務規程に則り、一気に普及・浸透しました。実践してみるとコミュニケーションの取り方や成果の評価方法など課題も多くありますが、コロナ禍でも業務が継続できる仕組みを導入できたことは大きな成果です。

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