「健康と持続可能な食スタイル提案」 ~Try!から始まるわくわくする毎日~
「健康と持続可能な食スタイル提案」~Try!から始まるわくわくする毎日~
監修:料理研究家・和食文化国民会議副会長 後藤加寿子先生
京都育ちの私にとって夏の食材で印象深いのは、鱧(はも)。 生命力が強く、海から離れた暑さ厳しい京都まで生きたまま運べ、「梅雨の雨を飲んでおいしくなる」と言われるように祇園祭りの頃には脂ものり、まさに旬を迎えます。そのため祇園祭りが「鱧祭り」と呼ばれるほど鱧は欠かせない存在になりました。子供の頃によく食卓に登っていたのは梅肉でいただく「落とし」や、焼いたもの、卵とじなど完全に火が通ったもの。近年は輸送等の技術の進歩で生でもいただけるようになり、子供の頃は知らなかったしゃぶしゃぶと出会ったときには、そのおいしさに感動したものです。
春といえば、真っ先に思い浮かべるのは桜です。ソメイヨシノの豪華な美しさもよいものですが、私はしだれ桜や山の中にひっそりと咲く山桜が大好きです。桜といえばお花見、そしてお花見につきものなのがお弁当ですね。
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