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我が国は周囲を海に囲まれ、温暖な気候で春・夏・秋・冬と四季があり、そこで生まれる旬の食材や自然の恵みを受けて暮らすことで伝統的な食文化が生まれました。
また、人の一生を通しての儀式にまつわる食や年中行事にまつわる食などを通して人と人との絆を築いてきました。
日々の暮らしの知恵や思いが込められている伝統文化を知り、日常生活にも活かしていきましょう。
江戸時代井出版された百珍本には、レシピを100個そろえるため空想で作られたレシピもあります。たとえば、卵百珍の中の黄身返し卵(逆さ卵)は卵に針で穴を空け、糠味噌に三日漬けてから茹でると黄身が外側、白身が中になるというもの。鍋に水を入れてドジョウと豆腐を入れて火にかけると、熱さから逃れるためにドジョウが中にはいったドジョウ豆腐ができるというもの。もちろん、豆腐に入り込む前にドジョウは煮えてしまいますよ。
ユネスコの無形文化遺産に登録された『和食』。中でも、人気が高いのが「おすし」です。関西では「鮓」、関東では「鮨」の字を当てることが多いようですが、縁起がよいからと寿の文字を入れて「寿司」「寿し」などと書くこともあります。いずれも、なれ鮨のように発酵させて酸っぱくなったり、お酢を加えて酸っぱくなったものなので、酸っぱいめしという意味の「酸し」からきています。すしは、お祭りやお祝い事など特別な日のメニューというイメージがありますが、煮物や豆などのお惣菜のパックを利用すれば、短時間で食卓が華やぐちらし寿司が作れます。
ふわっとした口溶けで人気の天然氷のかき氷。氷室に保管された氷は時間をかけてゆっくり固まるため透明感があり、溶けにくいのが特徴です。最近は真夏だけでなく、年中かき氷を提供するお店も出てきています。フルーツや白玉、白花豆を添えてコンデンスミルクをかけたベトナム風かき氷の『チェー』やかき氷に小豆、フルーツ、バニラアイスをのせてきな粉をかけた韓国の『パッピンス』なども人気。カスピ海ヨーグルトを凍らせて作ったかき氷に煮豆を添えれば、真夏の健康管理にも役立つヘルシーかき氷が簡単に作れます。
監修:医学博士・管理栄養士 本多京子 先生
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