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淡路島産の果物・野菜の魅力をジャムで全国へ発信!淡路島のいちご園&ジャム店を訪ねて

淡路島でいちご園を営み、島内産の果物や野菜を使ったジャムを製造販売する「山田屋」さん。いちご園で収穫されたいちごのほか、淡路島の豊かな食材をたっぷりと使ったジャムは、素材本来の味を大切にしたやさしくジューシーな味わいが評判で、ジャムを通して淡路島の農産物の魅力を発信しています。ジャムの素材には流通に乗らない規格外品も使用するなど、食べられる食材を無駄にしない活動にも力を入れています。そんな地域への思いにあふれたいちご園とショップを訪ねました。

淡路島産の果物・野菜の魅力をジャムで全国へ発信!淡路島のいちご園&ジャム店を訪ねて

豊かな緑と朝日に輝く海にひとめぼれして淡路島へ

「淡路島 山田屋」を営む山田ご夫妻のいちご園とショップがあるのは、兵庫県の淡路島北部。海と山に囲まれたのどかなエリアです。大学の農学部の同級生だったお二人。卒業後は農園で働きながら、いつか独立して自分たちの農園を持ちたいと考えていました。修平さんは大阪生まれ、優子さんは香川生まれ。淡路島は、お互いの実家のちょうど真ん中でした。淡路島を通るたびに見た島の自然にひかれて、この場所を自分たちの拠点とすることを決意。紹介された高台の農地から見える山と海の景色にひとめぼれし、2012年「淡路島 山田屋」を開店しました。

山田ご夫妻とお二人がひとめぼれした、高台から見える淡路島の山と海
山田ご夫妻とお二人がひとめぼれした、高台から見える淡路島の山と海

素材のおいしさをとろ~り、そのままジャムに

山田屋のジャムの魅力は何といっても素材本来の味が活きていることです。もともとお菓子づくりが好きだった優子さん。農学部卒業後、農業とのかかわり方を模索するなかで、農作物の生産ではなく、ジャムづくりやお菓子づくりを通して農業とかかわることを決めたそうです。

壁やインテリアなど黄色を基調とした温かな雰囲気のショップ
壁やインテリアなど黄色を基調とした温かな雰囲気のショップ

優子さんのおじいさんは兼業農家です。 「子どものころから農作業をする祖父の姿を見ていたので、収穫した農作物に対する農家さんの思いがよくわかるんです。農家さんが大切に育てた果物や野菜を使わせてもらうのだから、素材の味わいを活かしたシンプルなジャムづくりを心がけています。意外に思われるかもしれませんが、淡路島ではレモンやライム、ブラッドオレンジなども栽培されていて、本当にさまざまな食材があるんですよ」。

淡路島産のレモン。実が傷つかないよう、レモンの木のトゲは手作業で取り除かれている
淡路島産のレモン。実が傷つかないよう、レモンの木のトゲは手作業で取り除かれている

山田屋には、淡路島の旬を追いかけてつくられたジャムがいつも4~5種類は棚に並び、年間では30種類ほど生産されています。

淡路島の旬の果物や野菜のおいしさが1瓶にギュッと詰まった「島のミックスジャム」
淡路島の旬の果物や野菜のおいしさが1瓶にギュッと詰まった「島のミックスジャム」

素材は淡路島産をメインに厳選されたものばかり

ジャムに淡路島産の素材を使う理由は、淡路島の食材の素晴らしさや、農家さんの魅力をたくさんの人に知ってもらいたいから。優子さんが淡路島の農家を見てまわって交渉し、その農家さんから果物や野菜などの素材を直接仕入れています。

優子さんはおもにジャムづくりを担当している
優子さんはおもにジャムづくりを担当している

「農家から仕入れた果物や野菜でジャムをつくったら、販売する前にまず農家の方にジャムを食べてもらうようにしています。手塩にかけて生産された方の意に沿うジャムにしたいからなんです。また、農家さんはいったん農作物を出荷してしまうと、お客様の声にふれる機会はあまりありません。私たちはジャムをショップで販売しているので、お客様の声を直接聞けます。農家さんに声を伝えるととても喜んでもらえて、その喜びが私たちのやる気アップにもつながるんです」。
お客様がジャムを通じて素材を生産した農園を知り、その農園を直接訪ねたり、収穫された野菜や果物を購入したりといった交流が広がることもあるそうで、それは非常にうれしいことだと優子さんが話してくれました。

農業に対する熱い思いを語ってくださった修平さん
農業に対する熱い思いを語ってくださった修平さん

規格外品を使用することについては、修平さんがこう語ってくれました。
「流通に乗らない果物や野菜は、最終的には捨てられてしまうんです。でもちょっと小さかったり曲がっていたりするだけ。そんな農作物をお金に換えるお手伝いがしたい。淡路島の農作物の魅力を多くの方に伝えたいんです」。

いちごをたっぷり食べるもよし、ポカポカ昼寝をするもよしのいちご園

山田屋のいちご園があるのは、お店から4kmほど南の高台。大きなガラスハウスのなかはポカポカと暖かく、ハウス内の温度管理用のカーテンを引くと、真っ赤に色づいたいちごが出迎えてくれました。

ハウスの左に植えられているのはミモザ。3月になると鮮やかな黄色の花が咲く
ハウスの左に植えられているのはミモザ。3月になると鮮やかな黄色の花が咲く

「いちごってズルいんですよ。赤くてかわいくて、みんなが幸せになる。私たちもこの高台で海を眺めながら、いちごのある空間にいることが楽しくて仕方ないんです。自分たちが楽しいと感じることを、ほかの人とも共有したい。いちご摘みだけじゃなく、いちごの白い花の色も、赤くなる前の緑のいちごの実も見てほしい。園内でのんびりしたり、いちご園のまわりを散歩したり、ここで過ごす時間そのものを楽しんでほしいから、私たちのいちご園は1日3組限定、2時間貸し切りのスタイルなんです」と、修平さん。

広々としたいちご園を2時間も貸し切れるのはかなり贅沢
広々としたいちご園を2時間も貸し切れるのはかなり贅沢

園内は広く、車いすやベビーカーも十分通れる通路が設けられています。いちごも2段に植えられていて、子どもの目線の高さには酸味の少ない章姫が実るなど、だれにとっても過ごしやすい工夫が随所に。貸し切りの時間が2時間もあるので、スポンジケーキを持参して、ここで生クリームをホイップし、いちごを飾ってバースデーケーキをつくって誕生会をしたり、いちごパフェをつくったり、みなさん思い思いの過ごし方をされているそうです。また、このいちご園では、ヨガ体験やライブ、ジャムづくりやキムチづくりのワークショップなども開催されます。

「この空間を自由に使って、思いのままに楽しんでほしいんです」とお二人
「この空間を自由に使って、思いのままに楽しんでほしいんです」とお二人

やっぱり完熟が一番!甘酸っぱくジューシーないちご

山田屋のいちご園で育てられているのは、よつぼし、章姫、紅ほっぺの3種類。
「新鮮な完熟いちごを食べられるのは、いちご摘みならでは。真っ赤な完熟いちごを選んで、3種類の食べ比べを楽しんでください」。
いちごはひと口で食べるのがおすすめだが、いちごが大きくてひと口で入らないときは、先端にいくほど甘いのでヘタのほうから食べるのがいいと修平さんが教えてくれました。

いちご園で育てられているいちご。写真上から時計回りに、よつぼし、章姫、紅ほっぺ
いちご園で育てられているいちご。写真上から時計回りに、よつぼし、章姫、紅ほっぺ

山田屋のいちごジャムも、この3種類のいちごをブレンドしてつくられています。
「いちごをおいしく食べるときに最も大切なことは、とてもシンプルですが、完熟の時期を逃さないことなんです。これはジャムも同じです。山田屋のいちごジャムは完熟を摘み取って、すぐにさっと煮てジャムに加工し、おいしさを閉じ込めています」と、修平さん。
未熟だと味が足らず、熟し過ぎると味が抜けてしまう。おいしい時期を逃さないため、冬から春にかけては毎日農園に来て、日々完熟を迎えるいちごを摘んでいるそうです。

いちごはやさしく実をつかんで、上へキュッとひねると簡単に摘める
いちごはやさしく実をつかんで、上へキュッとひねると簡単に摘める

この完熟いちごは、いちご摘みで食べられるほか、山田屋のショップでも販売しているので、淡路島へ観光に来た際には、ちょっと寄り道していちごを味わうのもいいかもしれませんね。

つくること、食べること、遊ぶことを通して農業の楽しさを発信する集団へ

山田ご夫妻が淡路島に移住してから10年。
「もともと海が見える高台の周辺は耕作放棄地で、うっそうと茂る笹やぶでした。そこにまずいちご園を整備し、少しずつ開墾して畑をつくり、大根、サツマイモ、小麦、ピーナッツなどジャムづくりやワークショップで使える素材を植えました。さらにブルーベリーを植え、レンタルの菜園も整えて傍らには煮炊きものをできるかまども据えました。今後は農業をベースに、農業の枠を超えて、いろいろなことをできる場所にしていきたいと考えています」。

淡路島に来た当初に夢見ていたことが、少しずつ実現していると話してくれたご夫妻。志を同じくする仲間も増えて、海の近くのショップはジャムとエスプレッソとソフトクリームをテイクアウトできる「淡路島 山田屋+はなゑみコーヒー」にリニューアル。さらにカフェやワーケーションプログラムを運営するメンバーを加えて誕生した「farm studio」が2022年から動き出し、年内にはショップもいちご園のある土地に移転する計画だそうです。「farm studio」のテーマは「荒れ地でなにを描きましょう?」。今まで以上にお客様がやりたいことを何でも実現できる場所をめざして、お二人のチャレンジはまだまだ続きます。

「農業が大好き!楽しい!」という気持ちが、お二人の笑顔から伝わってくる
「農業が大好き!楽しい!」という気持ちが、お二人の笑顔から伝わってくる

今回訪れたのは…

about淡路島(兵庫県)

兵庫県の南部に位置する瀬戸内海最大の島、淡路島。1年間を通して温暖な気候に恵まれ、過ごしやすいのも魅力です。淡路島玉ねぎやあわじビーフなどをはじめ、名物グルメがたくさんあり、関西の観光スポットとしても人気が集まっています。

[山田屋さんおすすめの淡路島の楽しみ方]

1日かけて淡路島を見てまわるなら、午前中は朝日が輝く島の東側を、午後からは夕日が美しい島の西側を巡ってみてください。海の表情も東側と西側では違いますよ!

shop情報 / 淡路島 山田屋+はなゑみコーヒー

[住所] 兵庫県淡路市仮屋91
[電話] 0799-70-4022
[営業時間] 11:00~17:00
[定休日] 水曜日・木曜日
[ホームページ] http://awaji-yamadaya.com/
※いちご園でいちご摘みができるのは3月から4月。例年1月下旬ごろからホームページに申し込み方法が掲載されて受付が始まります。

「淡路島 山田屋」さんに聞きました!

ヨーグルトとジャムのハーモニー

淡路島でいちご園とジャム店を営む「淡路島 山田屋」の山田ご夫妻。修平さんいわく「優子さんの体は乳製品でできている」というほど、優子さんは乳製品が大好き。普段から、ヨーグルトを食べていらっしゃるそうです。山田屋さんのジャムの材料は、素材となる果物や野菜と、まろやかな風味のてんさい糖が基本。そんな素材のおいしさをまっすぐ味わえるジャムとヨーグルトとの相性を教えてもらいました。

「カスピ海ヨーグルト」にはミルクジャムを

「「カスピ海ヨーグルト」には、同じく乳製品の牛乳からつくるミルクジャムがおすすめです」。
優子さんはこの組み合わせを、お気に入りのグラノーラ店で教えてもらったそう。山田屋のミルクジャム(販売時期:11~4月頃)は、淡路島牛乳を使用したやさしい甘さです。

「カスピ海ヨーグルト」にはミルクジャムを

「カスピ海ヨーグルト」にミルクジャムと生のいちごを添えると、ほんのり酸味のあるヨーグルトとコクのあるミルクジャム、そして甘酸っぱいいちごが、口の中に幸せをはこんできます。

「カスピ海ヨーグルト」にはミルクジャムを

「大豆で作ったヨーグルト」にはミックスジャムや柿のジャムを

「「大豆で作ったヨーグルト」には、島のミックスジャムや柿と玄米甘酒のジャムがぴったりです」。島のミックスジャム(販売時期:通年)は、ジャムをつくるその時々の旬の果物や野菜をブレンドしてつくるジャム。今回は、みかん、ライム、ゆず、にんじん、パプリカ、なす、柿、いちごがミックスされており、柑橘の酸味がふんわりと大豆風味が漂うまろやかなヨーグルトのアクセントになります。一方の柿と玄米甘酒のジャム(販売時期:11月頃)は、淡路島産の柿と有機玄米の自家製甘酒を合わせたジャム。柿のやわらかな食感とやさしい味わいが、ヨーグルトのまろやかさを一層高めてくれます。

「大豆で作ったヨーグルト」にはミックスジャムや柿のジャムを

ヨーグルトに合うジャムを手づくりするなら、ゆるめのジャムをめざして!

ジャムをお家で手づくりするときは、煮詰め過ぎないようにしましょう。火からおろして冷めていく過程で固くなっていくので、「まだゆるいかな」くらいで火を止めると、めざす固さに仕上がります。とくにヨーグルトに合わせるときは、ヨーグルトと混ざりやすいフルーツソースのようなゆるさがおすすめです。

山田屋さん直伝 いちごジャムの作り方

いちごと、いちごの重量の38%の砂糖、5%のレモン汁を用意。いちごを1cm角程度にカットしたら、材料を全部合わせて火にかけて、強火で一気に煮詰めます。最初は焦げやすいので要注意。短時間でジャムをつくることで、いちごの香りがジャムに残ると思います。材料を鍋にかけてしばらくすると、白い泡のようなアクが出てきます。このアクはジャムの味には影響しないため、とってもとらなくても大丈夫。ただ、瓶に詰めたときも泡が残ってしまうので、それが気になる方はとりましょう。

山田屋さん直伝 いちごジャムの作り方

「カスピ海ヨーグルト」を使ったサラダチキン ~春のいちごと一緒に~

いちごと「カスピ海ヨーグルト」を使ったサラダチキンのレシピをご紹介いたします。

知って得するここでしか聞けないカスピ海ヨーグルトの情報をGET!

ビーンズライフ読者限定スペシャルプレゼント!

山田屋様ジャム2本(季節のジャム、ミックスジャム)プレゼント

山田屋様ジャム2本(季節のジャム、ミックスジャム) カスピ海ヨーグルト® プレーン 400g カスピ海ヨーグルト®脂肪ゼロ 400g

※写真はイメージです。

ビーンズライフ読者の皆様に、フジッコ「カスピ海ヨーグルト」「カスピ海ヨーグルト脂肪ゼロ」と、今回取材させていただいた、ヨーグルトに相性抜群の山田屋さんのジャム2本(季節のジャム、ミックスジャム)をセットで5名様にプレゼントいたします。読者アンケートフォームからご応募ください。

応募締切:2022年7月8日(金)ご応募分まで

※必ず「特集 in 淡路島コース」にチェックを入れてください。

※当選者は抽選で決定し、発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。(お問合せにはお答えできません)

※応募締切後の場合は「希望する」を選択しても無効になりますのでご了承ください。

※パッケージのデザインは変更する場合があります。

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※デジタルブックの更新は、(6月10日・12月10日)年2回を予定しています。

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